2026年3月6日、F1グランプリがオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕する。決勝は現地時間3月16日15時(日本時間13時)にスタート。パワーユニットと空力の両面で大幅なレギュレーション変更が行われた2026年シーズン、各チームの真のポテンシャルがいよいよ明らかになる。

湖を囲む素晴らしいロケーションの市街地コース

オーストラリアGPはメルボルン郊外にあるアルバートパーク内の一般道と駐車場を使った半公道のコース「アルバートパーク・サーキット」で開催される。湖を囲む1周5.278kmのレイアウトで、普段は公園として市民に親しまれているため、イベント開始前は埃や砂利で汚れた状態だが、グランプリがはじまるとトラック上に大量のゴムが付着しグリップが飛躍的に向上する。

フリー走行と予選を終えたあとの決勝レースは、トラックにラバーがのった状態で行われることが多く、一般公道を一部含む路面は非常にスムーズで、タイヤにわずかなグレイニングが発生するものの、そのレベルは非常に低い。

画像: オーストラリアGPが開催されるアルバートパーク・サーキット。オーストラリアは夏が秋に変わりつつある時期。グランプリは金曜日に開幕、決勝レースが行われる日曜日にはラバーがのって良好なトラックとなる。

オーストラリアGPが開催されるアルバートパーク・サーキット。オーストラリアは夏が秋に変わりつつある時期。グランプリは金曜日に開幕、決勝レースが行われる日曜日にはラバーがのって良好なトラックとなる。

画像: アルバートパーク・サーキットのコースレイアウト。全長5278m、基本的にストップ&ゴータイプで、オーバーテイクは難しいコース設定と言われる。

アルバートパーク・サーキットのコースレイアウト。全長5278m、基本的にストップ&ゴータイプで、オーバーテイクは難しいコース設定と言われる。

2026年シーズンの注目はなんといっても大幅なレギュレーション変更で、その新たな環境下でどのチームが躍進するか、だろう。1回目のフリー走行から、各チームがどのようにアプローチするか興味深い。新しいマシンの能力を発揮できる最初のイベントであり、金曜日の時点でどれだけのパフォーマンスランやロングランを見せることができるか、これが今シーズンのひとつの指標となるはずだ。

新しいマシンは従来よりコンパクトになったが、アルバートパークはオーバーテイクが難しいコース設定で、新たに導入されたオーバーテイクモードがレースでどれほど機能するかも興味深い。

さらに、オーストラリアでは天候もレース展開の重要なファクターとなる。オーストラリアは夏から秋に変わりつつある時期で(2025年より1週間早い)、天候が変わりやすく、日によって気温も大きく変動、降雨の可能性もある。2025年のオーストラリアGPは断続的に降る雨の影響を大きく受ける中、ランド・ノリスがインターミディエイトタイヤを装着してマシンで優勝を飾っている。

画像: 2025年オーストラリアGPはウエットからドライ、そして再びウエットへと目まぐるしくコンディションが変わる展開となったが、マクラーレンのランド・ノリスがインターミディエイトで最後のバトルを制してチェッカーフラッグを受けた。

2025年オーストラリアGPはウエットからドライ、そして再びウエットへと目まぐるしくコンディションが変わる展開となったが、マクラーレンのランド・ノリスがインターミディエイトで最後のバトルを制してチェッカーフラッグを受けた。

【参考】2025年F1第1戦オーストラリアGP決勝 結果

1位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)57周
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+0.895s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)+8.481s
4位 12 K.アントネッリ(メルセデス)+10.135s
5位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+12.773s
6位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+17.413s
7位 27 N.ヒュルケンベルグ(キックザウバー・フェラーリ)+18.423s
8位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+19.826s
9位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+20.448s
10位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+22.473s
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12位 22 角田裕毅(レーシングブルズ・ホンダRBPT))+29.884s
ファステストラップ 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)

タイヤを供給するピレリは、今回のオーストラリアGPにあたって「マシンと同様、タイヤにも大幅な変更が施されています。タイヤの接地面積と全体の直径が縮小されました。ドライ用スリックはC1からC5までの5種類に加え、ウエット用としてインターミディエイトとフルウエットの2種類が用意されますが、今週末のオーストラリアGPでは、過去2シーズンと同様、最も柔らかい3種類(C3、C4、C5)を供給します。コース特性としてはタイヤに特別大きな負荷をかけるものではなく、デグラデーションは熱よりも摩耗によって進む傾向があります。昨年は降雨のため変則的なタイヤ選択となりましたが、直近で完全ドライとなった2024年の勝利戦略はミディアム→ハード→ハードの2ストップでした。ただ比較的タイヤに厳しくないサーキットで、柔らかいコンパウンドが使われるかもしれません」と分析している。

画像: ピレリが公開したオーストラリアGPの分析データ。

ピレリが公開したオーストラリアGPの分析データ。

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