シーズンの行方は不透明も、現状ではメルセデスが一歩リード
2026年シーズンのF1グランプリは大幅なレギューレーション変更により、パワーユニットだけでなく、オーバーテイクを促進するための新たなマシンも導入、さらにオーバーテイクモードや新しいアクティブエアロダイナミクスなどの採用でレース戦略や走り方までも変化している。そのため開幕2戦を終えたいまの段階において、シーズンの行方を予想することは難しい状況だ。
開幕してからの2戦、オーストラリアGPと中国GPではメルセデスが連続1-2フィニッシュ。3-4位にも連続してフェラーリが入っており、まずはこの2チームが抜け出した形となっている。とくにメルセデスは中国GPのスプリントも制したことで、フェラーリはメルセデスを脅かす存在にまでは至っていない。ここまでは「メルセデスの独走」と言ってもいいかもしれない。

新しいレギュレーションをいち早くキャッチアップして開幕2戦をリードするメルセデス。シーズン序盤のうちにそのリードを広げておきたいところ。
その一方でほかのチームは振るわない。2025年のチャンピオンであるマクラーレンは第2戦の中国GPで2台揃って電気系のトラブルに見舞われて決勝レースに出走できず、フォードと提携する形で開発した独自のパワーユニットを使うレッドブルも優勝争いにはほど遠く、ホンダのパワーユニットを搭載するアストンマーティンに至ってはまともにレースができていない。
そんな中でメルセデスとフェラーリがワークスチームとして強みを発揮しているように見えるが、それでも危うい場面は多くあった。各チームが今後、新しいパワーユニットやマシンへの理解を深め、熟成を進められれば、このままメルセデスの独走で終わるはずもなく、一気に混戦模様となることも考えられる。ここから、どのチームが課題を解決して追い上げを見せるのか。今週末のあと約1カ月間はブランク、グランプリがないため開幕ダッシュを決めたチームにとっても、ここから挽回したいチームにとっても、日本GPは重要なグランプリとなる。
日本GPではアストンマーティン・ホンダの活躍に期待する人もいるだろうが、ここではTGRハースF1チームにも注目したい。TGR・・・つまりTOYOTA GAZOO Racingはいま、ハースとの提携関係にある。トヨタは2024年に車両開発・人材育成の分野で業務提携を開始したが、2026年からさらに関係を深め、TGRがハースのタイトルスポンサーとしてチームに関与。開幕2戦を終えて、ハースはコンストラクターズランキング4位につけている。
2026年F1ドライバーズランキング(第2戦終了時)
1位 63 G.ラッセル(メルセデス)51
2位 12 K.アントネッリ(メルセデス)47
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)34
4位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)33
5位 87 O.ベアマン(ハース)17
6位 1 L.ノリス(マクラーレン)15
7位 10 P.ガスリー(アルピーヌ)9
8位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル)8
8位 30 L.ローソン(レーシングブルズ)8
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14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)0
18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)0
2026年F1コンストラクターズランキング(第2戦終了時)
1位 メルセデス 98
2位 フェラーリ 67
3位 マクラーレン 18
4位 ハース 17
5位 レッドブル 12
5位 レーシングブルズ 12



