2026年4月9日から12日(現地時間)、FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・クロアチアがアドリア海に面する「リエカ」を基点としたターマック(舗装路)ステージで開催される。雪のスウェーデンから灼熱のケニア、そして温暖なクロアチアのターマックと、ここ2戦とはまったく条件の異なるラリーとなる。

開幕3戦でトヨタが3連勝、ドライバー部門ではエバンスがリード

2026年シーズン、開幕戦ラリー・モンテカルロではオリバー・ソルベルグが勝利を収め、第2戦ラリー・スウェーデンではエルフィン・エバンスが前年に続き優勝。そして第3戦サファリ・ラリー・ケニアでは勝田貴元がWRC初優勝を飾り、トヨタ(TGR-WRT)は異なる路面のイベントで開幕3連勝を達成した。

そして迎える第4戦は、2024年以来2年ぶりの開催となるラリー・クロアチア。ラリー・モンテカルロも基本的にはターマック(舗装路)ラリーではあるが、ステージには雪道もあるため、全ステージが舗装路面で行われるフルターマックイベントは今週のラリー・クロアチアが今シーズン初となる。

今シーズンここまで、エバンスがドライバー選手権をリード。それを8ポイント差で2位ソルベルグ、11ポイント差で3位勝田が追う展開となっている。今週のラリー・クロアチアではこの3人がトヨタのマニュファクチャラーズポイントの獲得資格を持つドライバーとして戦いに臨むことになり、まずこの3人がどんな走りを見せるのか注目される。

なお、トヨタはマニュファクチャラー選手権でもトップに立っており、2位のヒョンデに43ポイントのリードを築いている。

画像: アフリカの草原地帯を駆け抜けるサバイバルラリー、第3戦サファリ・ラリー・ケニアを制した勝田貴元(トヨタ)。

アフリカの草原地帯を駆け抜けるサバイバルラリー、第3戦サファリ・ラリー・ケニアを制した勝田貴元(トヨタ)。

2026年 WRCドライバーズランキング(第3戦終了時)

1位:E.エバンス(トヨタ)66
2位:O.ソルベルグ(トヨタ)58
3位:勝田貴元(トヨタ)55
4位:A.フルモー(ヒョンデ)47
5位:S.パヤリ(トヨタ)32
6位:S.オジェ(トヨタ)26
7位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ)25

2026年 WRCマニュファクチャラーズランキング(第3戦終了時)

1位:トヨタ 157
2位:ヒョンデ 114
3位:Mスポーツ・フォード 23

また、ラリー・クロアチアの翌々週にスペインで行われる第5戦ラリー・イスラス・カナリアス、5月最終週の第7戦ラリー・ジャパンと、集中的にターマックでラリーが行われるので、どのチームにとってもラリー・クロアチアは重要なラリーとなる。

総合力、パフォーマンスが求められる難易度が高いラリー

これまでラリー・クロアチアは首都「ザグレブ」を中心に開催されてきたが、今年は南西方向に約150km移動。アドリア海に面する「リエカ」がホストタウンになり、「グロブニク・レーシングサーキット」にサービスパークが置かれる。そのため、ラリーのルートはこれまでと大きく変わり、3つを除く全てが新ステージとなる。

とは言ってもラリーの基本的な性格は大きくは変わらず、道幅が狭くツイスティなコーナーが続く低速路、緩やかな弧を描きジャンプやクレストも含む中高速路、そして泥や砂利が多い農道など、様々な特徴を持つ路面が入り交じった、非常に変化に飛んだステージとなりそうだ。

また、イン側をショートカット可能なコーナーも多いため、路肩の土や砂利が舗装路面に掻き出されてグリップレベルが目まぐるしく変わるなど、難易度が高いのもこれまでと同様の特徴だ。

さらに、この時期は雨が降ることも多く、そうなると路面コンディションは頻繁に変化。グリップレベルが変化する状況下で、ドライバーがどれだけ自信を持って走れるかが大きなポイントとなる。

画像: ラリー・クロアチアはイン側をショートカットできるコーナーが多く、路肩の土や砂利が舗装路面に掻き出されて滑りやすくなる傾向がある。

ラリー・クロアチアはイン側をショートカットできるコーナーが多く、路肩の土や砂利が舗装路面に掻き出されて滑りやすくなる傾向がある。

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