聖地「もてぎ」で共鳴するタイプRの系譜
「Honda All Type R World Meeting 2026」は、ホンダが展開してきた「タイプR」ブランドの全モデルが一堂に会した大規模なオーナーズミーティングだ。

タイプRを象徴する「R」のレッドバッジ。
1992年に発表されたNSX-Rを筆頭に、インテグラ、シビックといった歴代のタイプRが参加対象として設定されており、今回で5回目となる(第1回はHonda Civic Type R All Japan Meeting 2022)。広大なモビリティリゾートもてぎを埋め尽くす歴代タイプRの参加台数は813台で、来場者数は2100人に達した。
本イベントの最大のハイライトは、オーバルコースを使用したオーナーによるパレードランだ。800台を超えるタイプRが連なって走行する姿は圧巻の一言に尽きる。

バンクを埋め尽くす白の車列。初夏の陽射しを浴びて輝くボディカラーはまさに圧巻。

昼間とは異なる幻想的な表情を見せるタイプR。
開催地となるモビリティリゾートもてぎは、ホンダのモータースポーツ活動とも縁の深いサーキットであり、広大な敷地を活かした車両展示や走行プログラムが設定された。
対象車両は、NSX(NA1/NA2型)、インテグラ(DC2/DB8型、DC5型)、シビック(EK9型、EP3型、FD2型、FN2型、FK2型、FK8型、FL5型)で、各モデルのオーナーが自慢の愛車を持ち寄り、世代を超えた技術の変遷を確認できる構成となっている。
午前中のメインプログラムとして、モビリティリゾートもてぎの国際レーシングコースを使用した走行イベントが実施された。先導車付きの体験走行やクラス別のフリー走行会が行われ、オーナーたちはサーキットという本来のステージで愛車の性能を確認した。

聖地もてぎを疾走する歴代タイプRモデル。サーキット走行の醍醐味を肌で感じる、まさに走りの祭典。
また、静止展示エリアにおいても充実した内容が実施された。歴代の市販モデルだけでなく、ホンダアクセスが展開する「Modulo(モデューロ)」のデモカーをはじめ、ホンダのヘリテージを象徴する特別な車両の展示も行なわれた。
参加者は自身のクルマを展示すると同時に、他オーナーの車両コンディションやカスタマイズの傾向を直接確認することができる。タイプRという共通のアイデンティティを持ちつつも、時代ごとに異なる設計思想や進化の過程を、実車を通じて比較・体感できる場となった。

赤のアクセントが映えるModuloのデモカー。純正ならではの質の高いカスタマイズが光る。

唯一無二の存在感を放つModulo仕様のFD2。オリジナルのエアロとサスペンションが装着されている。

活気あふれる出展ブースエリア。最新パーツの情報収集に余念がないオーナーも多かった。
