かつて憧れた「あの名機」が、40周年を迎えて復活
免許取り立ての頃、格安で購入した中古車のリアトレイに、ボックス型のスピーカーが搭載されていた。実はすでに壊れていて音は鳴らず。だけどリアウインドー越しに見せるためだけに、あえて置きっぱなしにしていた。
ロゴは光っていなかったような気がする。もとからそういう仕様だったのか、イルミ機能も壊れていたのか・・・今となっては定かではない。だからもちろん、ちゃんと光るボックススピーカーを搭載しているクルマが、素直に羨ましかった。

3ウェイスピーカーシステム「カロッツェリア TS-X40」。背面にはハーフミラー処理を施した「carrozzeria」ロゴを配置。イルミネーション電源と連動して鮮やかなブルーに発光する。
そんな「憧れの思い出」にまつわるガジェットが、まさか令和に復活するとは。パイオニアは2026年5月14日、イルミネーション搭載3ウェイスピーカーシステム「carrozzeria(カロッツェリア) TS-X40」を発売した。
往年のシリーズ名「TS-X」をしっかり受け継いでの再登板である。カロッツェリアブランド40周年のアニバーサリーモデルという位置づけだ。
デザイン的にも、名機の雰囲気を忠実に再現。直線基調のスクエアなフォルムが、レトロ感を煽る。一方で背面の「carrozzeria」ロゴの光り具合は、より鮮やかで上質に見える。現代的な先進感が、しっかり盛り込まれているというわけだ。

3つのスピーカーユニットを縁取る大型シルバーリングや、その隣に配置したブラックパネル、前面に露出させた6カ所の取付ネジなどが、さりげなくレトロ感覚を煽る。取付金具は3カ所。リアトレイに設置すれば、後方からの音が車室全体に広がる。
外観にレトロ感を残しつつも、音響設計はもちろん最先端。13.0cm深型ウーファー/5.7cmミッドレンジ/1.7cmドーム型トゥイーターのコンボに、ダブルスリットポートを備えたバスレフシステムを採用し、豊かな低域と自然でクリアな高音域を再生してくれるという。
1個あたりの重量は1.5kg。取付金具は3カ所に設置されているので、片側寄せや前寄せなど置き方は自在だ。リアトレイなどを挟み込んで固定する取付金具も同梱されている。スピーカー・イルミネーション配線はコネクター式なので、幅広い車種に対応する。
最新のヘッドユニット「DMH-SF1000」との相性も抜群
パイオニアはかねてから、独自のチューニング技術で実現した次世代の音楽体験「空間オーディオ」を提案してきた。対応するAVユニットをコアに、フロントセパレートスピーカーやサブウーファーで最適な音場空間を作り出すものだ。リアトレイ設置型のTS-X40によって、さらに臨場感と没入感に富んだ、次世代の音楽体験を楽しむことができるという。

ディスプレイオーディオ「DMH-SF1000」。1DINサイズのフローティング構造で、幅広い車種にフィット。10.1V型HD大画面ディスプレイ上部に搭載したイルミネーション「ルミナスバー」が音楽やルート案内と連動して明滅し、音だけでなく光でもエンタテインメント空間を演出してくれる。
どうせ「夢のいい音」を追求するのなら、最新のヘッドユニットの中でも今回、同日に発表されたフローティング型ディスプレイオーディオ「DMH-SF1000」に注目したい。ごく一般的な4chスピーカー仕様のクルマでも、立体的な音場空間を作り出すことができる技術を採用。TS-X40と組み合わせで、空間オーディオの世界観がさらに深まる。
たとえば、映画館などで特別な音響システムとして採用されているDolby Atmosを国内業界で初めて導入している。独自の車室内音場最適化機能「オートタイムアライメント&オートイコライザー」との組み合わせで、没入感たっぷりの音楽体験を提供してくれる。
「Apple CarPlay」「AndroidAuto」など音源としての容量に限界がある場合でも、新機能「ステレオスペーシャルサウンド」によって、DolbyAtmosの恩恵をより明確に実感することができる。専用アプリ「PxLink」を使ったスマートフォンによる操作など、使い勝手がスマートなところも嬉しい。
10.1型HVディスプレイ上部には、音楽やルート案内などと連動したイルミネーション「ルミナスバー」を備える。TS-X40と組み合わせれば、ナイトドライブがさらにきらびやかな時間に演出されることだろう。

高解像度フルHDカメラと11V型高輝度IPS液晶モニターで、昼夜を問わずクリアな後方視界を提供してくれるカロッツェリア デジタルミラー「MSD-DM300」。直感的に操作できる静電タッチパネルや、表示範囲を調整できるズーム機能など使い勝手も良好だ。発売は6月を予定。
リアトレイにモノを置くということで、後方視界がちょっと心配・・・というひとには、やはり5月14日に発表されたばかりのデジタルミラー「MSD-DM300」の併用がおススメ。
11V型高輝度IPS液晶モニターに、約200万画素の高解像度フルHDカメラと、PureCel Plus技術搭載のOMNIVISION製CMOSセンサー、「HDR」機能まで搭載するなど、広い後方視界と高精細な「画」が安心感をサポートしてくれるはずだ。(紹介した製品の価格はすべてオープン)

TS-X40などとともに2026年5月14日、カロッツェリアブランド40 周年となる節目の年を迎え「サイバーナビ LIMITED EDITION」が発表された。厳選した高音質パーツを採用し、サイバーナビ史上最高の音質を実現している。4000台の限定だ。




