D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ レディースクラスを長く勝ち続けているチャンピオンが川井麻央(かわいまなか)選手である。その圧倒的な強さはまさしく女王と呼ばれるに相応しい。そんな女王の強さを支え続けているのが高圧洗浄機や発電機といったHondaパワープロダクツなのである。(連載21回 もうひとつのHONDAパワー /Motor Magazine2026年6月号より)

レース中にいろんなラインを選べるのは麻央のスキル

千葉 モトクロスの難しさはどこにありますか。

川井 メンタルコントロールです。モトクロスはモータースポーツの中で唯一横一列スタートなので、気持ちで負けるとレース展開が厳しくなります。前のライダーを抜くため違うラインを選びますが、頭の中ではどこで仕掛けるとか、どこのラインを取るとか、その時のリスクなどを常に考えています。場所や時間や周回によっては、ベストなラインが違いますから。

チーム監督(故・東福寺保雄監督)に言われていたのは「麻央はレース中にいろんなラインを選べる。でもそれは誰もができることじゃなくて、麻央のスキルなんだよ」と。もう今では体が先に動いてしまいますけどね。

画像: レースが終わるとバイクもウエアも泥だらけになる。川井選手は、高圧洗浄機WS1513を使ってブーツを綺麗にしている。

レースが終わるとバイクもウエアも泥だらけになる。川井選手は、高圧洗浄機WS1513を使ってブーツを綺麗にしている。

千葉 苦手なコースはありますか。

川井 誰でも走れるコースより、難しい方が好きです。攻略しがいがある方がいいですね。

千葉 川井選手は、発電機と高圧洗浄機を使っていますね。

川井 高圧洗浄機の強力なパワーはすごく頼もしく、それこそコースによって土のつき方ってかなり違いますが、どんな状況にも対応できる水圧がとても便利です。

モトクロスは、土や泥を落としてから整備に入るので細部まできちんと落とさないと時間をロスして不利になります。洗車をいかに効率よく、より素早く終わらせるかは勝敗にかかわるので、そこにはすごく適しています。チャンピオンのマシンがいつも綺麗なのも、この高圧洗浄機のおかげです。

発電機も使いますが、夏は洗濯やエアコン、冬はテント内を暖めたりすることに使っています。また洗車後にバイクに付いた水滴を落とすために使うコンプレッサーにも発電機が必要なんです。

画像: 川井選手の所属するチームT.E.SPORTでは、EU28isとEU18iというHondaパワープロダクツの2種類の発電機を使っている。

川井選手の所属するチームT.E.SPORTでは、EU28isとEU18iというHondaパワープロダクツの2種類の発電機を使っている。

画像: 予選後、素早くバイクの泥を落とすのに最適なのが高圧洗浄機WS1513。空冷4ストロークOHVのGX200エンジンを採用、総排気量196cc、最大出力/回転数は5.6ps/3600rpm。洗車場には他にもHondaの高圧洗浄機が並ぶ。

予選後、素早くバイクの泥を落とすのに最適なのが高圧洗浄機WS1513。空冷4ストロークOHVのGX200エンジンを採用、総排気量196cc、最大出力/回転数は5.6ps/3600rpm。洗車場には他にもHondaの高圧洗浄機が並ぶ。

画像: 毎周回異なる最適なラインを読み取る力が必要となるモトクロス。同じラインでは前のライダーを抜けないと女王は話す。

毎周回異なる最適なラインを読み取る力が必要となるモトクロス。同じラインでは前のライダーを抜けないと女王は話す。

画像: 2位に圧倒的な差を付ける大楽勝で優勝した川井選手。ウエアが泥まみれになっていないのは、常に先頭を走っていた証だ。

2位に圧倒的な差を付ける大楽勝で優勝した川井選手。ウエアが泥まみれになっていないのは、常に先頭を走っていた証だ。

画像: 6回目のチャンピオン獲得に向け、女王、川井麻央選手は2026年シーズンも好発進した。ちなみに写真のウエアは予選で着用したもの。No.1 川井麻央(Manaka Kawai)T.E.SPORT Honda CRF150RⅡ

6回目のチャンピオン獲得に向け、女王、川井麻央選手は2026年シーズンも好発進した。ちなみに写真のウエアは予選で着用したもの。No.1 川井麻央(Manaka Kawai)T.E.SPORT Honda CRF150RⅡ

インタビューを終えて。
川井選手の走りを見ていると、圧倒的な速さと強さがある。しかし彼女は、それはスタッフが支えてくれるからだと感謝の気持ちも忘れていない。話を聞いているとそれが伝わってくる。そんな姿勢にとても好感が持てた。

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