2026年6月13日〜14日(現地時間)、WEC世界耐久選手権第3戦「ル・マン24時間」決勝がル・マン(フランス)のサルテサーキットで開催される。6月10日水曜日のフリー走行からレーススケジュールは始まり、11日木曜日のハイパーポールでスターティンググリッドが決定。12日金曜日のル・マン市内で行われるドライバーズパレードをはさんで、決勝レースは13日土曜日現地時間16時(日本時間23時)にスタートが切られる。

シリーズ唯一の24時間レースはとりわけ重要なイベントとなる

1923年に第1回大会が開催されたル・マン24時間レース。世界の名だたる自動車メーカーがこのレースに挑み、鎬を削る戦いを繰り広げ、自動車技術を磨いてきた。ル・マン24時間を5度制しているトヨタも、1985年にル・マンに初参戦したもののなかなか世界の高い壁を打ち破れず、何度も悔しい思いをしながら技術を磨き、2018年にようやく初優勝、「耐久レースの王者」と言われるまでになった。

ル・マン24時間レースは現在WEC世界耐久選手権の1イベントとして行われているが、伝統の一戦はシリーズのひとつのイベントを越えた、とりわけ重要なレースとなる。また、シリーズ唯一の24時間レースであることから通常のレースの2倍の選手権ポイントが獲得できるため、タイトル争いにおいても重要なレースとなる。

常設サーキットと公道を組み合わせた全長13.626kmの高速コースは手強く、24時間連続走り続けることは極めて過酷で、とくにミュルサンヌストレートは高速かつ路面が荒く、壁も近く危険性が高い。

画像: 長いストレートと高速コーナーが組み合わされたル・マン(フランス)のサルテサーキット。マシンは高いスピードと耐久力が、ドライバーはテクニックのほか、集中力や精神力が試される。

長いストレートと高速コーナーが組み合わされたル・マン(フランス)のサルテサーキット。マシンは高いスピードと耐久力が、ドライバーはテクニックのほか、集中力や精神力が試される。

画像: このレースのために作られる13.626kmのサルテサーキット。ふだんは公道として使われている部分が多い。

このレースのために作られる13.626kmのサルテサーキット。ふだんは公道として使われている部分が多い。

今シーズンのWECは、開幕戦イモラ6時間でトヨタとフェラーリの一騎討ちとなる中でトヨタが優勝、第2戦スパ-フランコルシャンではBMWが1-2フィニッシュを飾るなど混戦模様。アストンマーティン、アルピーヌ、プジョーも調子を上げてきている。

2026年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第2戦終了時)

1位 ラスト/フラインス(#20 BMW)35
2位 ブエミ/ハートレー/平川亮(#8 トヨタ)26
3位 リンデ(#20 BMW)25
3位 コンウェイ/小林可夢偉/デフリース(#7 トヨタ)25
5位 マグヌッセン/マルチェロ(#15 BMW)24
6位 フォコ/モリーナ/ニールセン(#50 フェラーリ)23

2026年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第2戦終了時)

1位 BMW 59
2位 トヨタ 52
3位 フェラーリ 42
4位 アストンマーティン 14
4位 アルピーヌ 14
6位 プジョー 9

昨2025年のル・マン24時間レースは、最終盤でのセーフティカー導入で上位勢に大きな差がない混戦となったが、フェラーリの速さは申し分なく、83号車フェラーリ499Pが優勝を飾った。フェラーリは3位、4位の座も獲得して2023年からル・マン3連覇となった。

画像: 2025年のル・マン24時間を制した83号車フェラーリ499P。フェラーリのサテライトチームがフェラーリにル・マン3連覇をもたらした。

2025年のル・マン24時間を制した83号車フェラーリ499P。フェラーリのサテライトチームがフェラーリにル・マン3連覇をもたらした。

【参考】2025年WEC世界耐久選手権第4戦「ル・マン24時間」 決勝

1位83フェラーリ499P・AFコルセ(クビサ/イェ/ハンソン)387周
2位 6 ポルシェ963・ポルシェペンスキー (エストレ/ヴァンスール/キャンベル)+14.084s
3位 51 フェラーリ 499P・フェラーリAFコルセ(グイディ/カラド/ジョビナッツィ)+28.487s
4位 50 フェラーリ 499P・フェラーリAFコルセ(フォコ/モリーナ/ニールセン)+29.666s
5位 12 キャデラックVシリーズR・ハーツイオタ(リン/ナト/スティーブンス)+2m18.639s
6位 7 トヨタGR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/デフリース)+1L
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16位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮)+7L

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