2026年6月9日、トヨタは日本時間6月9日〜13日にかけてイタリアのブレシアを拠点に開催される「1000 Miglia 2026(ミッレミリア)」のサポートイベントに出走すると発表した。日本車、日本メーカーが本家ミッレミリア関連のイベントに出走するのは初めてのこと。トヨタは初代クラウン(RS型)、トヨタスポーツ800(UP15型)、トヨタ2000GT(MF10L型)、スープラ(ZA80型)、レクサスLFAの5台が、「1000 miglia Gran Turismo Experience」クラスに出走する。

イタリアの風光明媚な景色の中を走る、1000マイルの世界で最も美しいレース

「ミッレミリア」は1927~1957年にイタリアで開催された伝説の公道レース。量産車の走行性能や耐久性、安全性などの技術を磨き、その価値を示すことを目的として始まった。この名称は、レース距離である1000マイル(約1600km)を由来とし、イタリアの風光明媚な景色を駆け抜ける様子は、「世界で最も美しいレース」と称された。

画像: 1927年、交通規制のない一般公道を使い、ブレシアからローマを往復して24時間以内に走破するレースとして誕生したミッレミリア。

1927年、交通規制のない一般公道を使い、ブレシアからローマを往復して24時間以内に走破するレースとして誕生したミッレミリア。

画像: 伝説の1955年大会、スターリング・モスがドライブするメルセデス・ベンツ300SLRが優勝した。

伝説の1955年大会、スターリング・モスがドライブするメルセデス・ベンツ300SLRが優勝した。

現在行われている「ミッレミリア」は、その精神を受け継ぐヒストリックラリーとして、出走車を1927年~1957年の原型を保った車両に限定し、世界中から集まった歴史的名車たちが5日間かけてイタリアの美しい街並みを走破する。その圧倒的な格式の高さと華やかさから、「走る芸術祭」として、クルマ文化を通じた美意識と誇り、そして平和的な国際交流の象徴となっている。

画像: 「ミッレミリア 2026」は、6月9日にイタリア・ブレシアを出発。パドヴァ、モンテカティーニ・テルメ、ローマ、リミニを経由しながら5日間をかけてイタリアの風光明媚な景観を巡り、6月13日に再びブレシアへ戻る。

「ミッレミリア 2026」は、6月9日にイタリア・ブレシアを出発。パドヴァ、モンテカティーニ・テルメ、ローマ、リミニを経由しながら5日間をかけてイタリアの風光明媚な景観を巡り、6月13日に再びブレシアへ戻る。

そのサポートクラスとして、車両の年式を問わない代替燃料車(BEVやHEV)を対象とした「ミッレミリア・グリーン」クラス、1958年以降マラネロで製造されたフェラーリに走る権利が与える「フェラーリ・トリビュート」クラス、リアルドライビングシミュレーターのグランツーリス」シリーズを開発したポリフォニー・デジタルが企画する「ミッレミリア・グランツーリスモ・エクスペリエンス」クラスが同時に走るイベントも企画される。

今回トヨタが出走するのは、この「ミッレミリア・グランツーリスモ・エクスペリエンス」クラスとなる。

画像: 2026年大会のルート。スタート/ゴールのブレシアから、パドヴァ、モンテカティーニテルメ、ローマ、リミニといった北部の都市を結ぶ。トスカーナ地方のなだらかな丘陵地帯をはじめ、ローマをはじめとした歴史的な街並み、ピエトラサンタといった海沿いなど、情緒あふれる景色の中をクラシックカーたちが走り抜ける。

2026年大会のルート。スタート/ゴールのブレシアから、パドヴァ、モンテカティーニテルメ、ローマ、リミニといった北部の都市を結ぶ。トスカーナ地方のなだらかな丘陵地帯をはじめ、ローマをはじめとした歴史的な街並み、ピエトラサンタといった海沿いなど、情緒あふれる景色の中をクラシックカーたちが走り抜ける。

「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の源流に触れる

今回トヨタが出走する「ミッレミリア・グランツーリスモ・エクスペリエンス」クラスは、「より幅広い名車を走らせたい」という思いのもとで創設。「道が人を鍛え、クルマを鍛える」という理念を持つトヨタが、「イタリアの公道を量産車が高速かつ安全に走行できることを示すこと」を目的のひとつとしたミッレミリアの精神に賛同し、トヨタが重ねてきた歴史とモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりの歩み、日本のクルマ文化を伝える5台を出走させることになった。

出走車両は、トヨタのレース活動の始まりのクルマであり、1956年にはロンドン〜東京5万kmドライブを敢行し、1957年には豪州1周ラリーに日本車として初めて参戦した「初代 トヨペット クラウンRS型」、空気力学を重視した機能的スタイルをそのままに登場し軽量さを武器に数多くのレースで優勝した「トヨタ スポーツ800 UP15型」、1966年の速度記録チャレンジで3つの世界記録と13の国際新記録を樹立し、富士24時間耐久レースで1-2フィニッシュを成し遂げた「トヨタ 2000GT MF10L型」、THE SPORTS OF TOYOTAとして当時の新しいスポーツカー像を提案、マスタードライバー・モリゾウの原点となった「スープラ JZA80型」、マスタードライバー・故 成瀬弘氏によって徹底的にニュルで鍛えられニュルブルクリンク24時間レースで5度のクラス優勝を果たした「レクサスLFA」の5台。

画像: 出走するトヨタの車両、左から初代クラウン(RS型)、トヨタスポーツ800(UP15型)、トヨタ2000GT(MF10L型)、スープラ(ZA80型)、レクサスLFA。

出走するトヨタの車両、左から初代クラウン(RS型)、トヨタスポーツ800(UP15型)、トヨタ2000GT(MF10L型)、スープラ(ZA80型)、レクサスLFA。

欧州では「車両保存=現車を当時のまま残す」という考え方が非常に強く、車体番号やエンジンの型番などが明確になっていることは当然で、これまでにどのような整備を受けてきたかの記録も詳細に残すことが求められる。また、大会のスタート/ゴール地点であるイタリア・ブレシアは、古くから「ブレシアの人々の血管には燃料が流れている」と言われるほどクルマ文化が盛んな街でもある。

トヨタは、ミッレミリアへの出走を通じて、大会に根付く欧州のクルマ文化を現地現物で学び、日本自動車会議所のスローガンである「クルマをニッポンの文化に!」のもと、欧州と日本のクルマ文化の交流、ともにクルマ文化を広げる仲間づくりに努めるとしている。

This article is a sponsored article by
''.