2026年6月14日(現地時間)、F1世界選手権第7戦バルセロナ・カタロニアGPがバルセロナ郊外モンメロのカタロニア・サーキットで開催され、フェラーリのルイス・ハミルトンが優勝。2位にはメルセデスのジョージ・ラッセル、3位にはマクラーレンのランド・ノリスが入り、1968年アメリカGP以来のイギリス人ドライバーの表彰台独占となった。アストンマーティン・ホンダの2台はリタイアに終わった。
3ストップ戦略で揺さぶりをかけるフェラーリ
2026年シーズン開幕から続いてきたメルセデスの連勝がついに止まった。殊勲を挙げたのは、2024年ベルギー以来勝利から遠ざかっていたフェラーリだった。
序盤をリードしたのはポールポジションのラッセル(メルセデス)。ミディアムタイヤでのスタートだったメルセデスに対し、ソフトを選択していたハミルトン(フェラーリ)は意外にもスタートが伸びず、グリッドと同じ2番手で周回を重ねる。
最初にレースが動いたのは12周目。ハミルトンが真っ先にピットに飛び込み、ハードタイヤに交換。しかしピットアウト直後のフェラーリのセクタータイムを確認したメルセデスもすぐにラッセルをピットに呼び込み、ここでは順位は変わらない。
ふたりの戦略が分かれたのは中盤だった。28周目、ハミルトンが2回目のタイヤ交換でミディアムに換えたのに対し、2番手ラッセルと3番手アントネッリのメルセデス勢はそれぞれ37周、38周まで2回目のタイヤ交換を伸ばし、それぞれ3ストップと2ストップ戦略であることが明らかになる。
メルセデス勢がタイヤ交換を終えた時点で、首位にはハミルトンが立ったものの、その後に予定されるタイヤ交換でラッセルとアントネッリが前に出ることが明らかで、最後のスティントでよほどハイペースで追い上げない限り、フェラーリの戦略は実を結ばないものと思われた。

スタートではポールポジションのジョージ・ラッセルがミディアムタイヤでリードを奪う。
