伝説として始まり、革新へと至ったスーパーカーたち。1970年代の懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまで紹介していこう。今回は、2023年に2代目にフルモデルチェンジされた、「メルセデスAMG GTクーペ」だ。

メルセデスAMG GTクーペ<2代目>(MERCEDES-AMG COUPE:2023〜)

2014年に登場した初代のメルセデスAMG GTは、ロードスターやハイパフォーマンスモデルを、またマイナーチェンジにあわせて4ドアモデルを追加されるなどラインナップを増やし、スーパースポーツカーとしてはロングセラーの域に達していた。そして2023年8月、満を持して2代目へのフルモデルチェンジが行われた。

画像: 2代目のAMG GTクーペはシルエットこそ従来型と変わらないが、+2のリアシートに対応するためホイールベースを70mm延長。ドアハンドルをシームレスタイプとしている。

2代目のAMG GTクーペはシルエットこそ従来型と変わらないが、+2のリアシートに対応するためホイールベースを70mm延長。ドアハンドルをシームレスタイプとしている。

スタイリングのコンセプトは先代を踏襲しているが、サイズは全体的にひとまわり大きくなった。フロントグリルはワイドで立体的になり、21インチの大径タイヤ&ホイールが足元を引き締め、スリムかつ水平なテールランプがワイド&ローなリアまわりを強調している。テールエンドには電動格納式のリトラクタブルリアスポイラーも備わる。

インテリアは、アナログとデジタルを融合させた「ハイパーアナログ」デザインを採用。航空機からインスパイアされたダッシュボードは左右対称のウイング形状で、中央には11.9インチの縦型メディアディスプレイが備わる。メーターパネルは12.3インチのデジタルコクピットディスプレイで、ハイパフォーマンスかつラグジュアリーな雰囲気を醸し出す。

また、基本構造は2人乗りとしながらも、オプションで+2のリアシートも用意される。リアシートを倒せばラゲッジルームは最大675L(2シーターは321L)まで拡大できる。

画像: 左右対称でウイング形状のダッシュボードやタービンノズル型のエアアウトレットなど「ハイパーアナログ」デザインのインテリア。

左右対称でウイング形状のダッシュボードやタービンノズル型のエアアウトレットなど「ハイパーアナログ」デザインのインテリア。

パワーユニットは従来型同様の4L V8ツインターボだが、数多くの改良が施されて最高出力585psと最大800Nmを発生。これにAMGスピードシフトMCTの9速ATを組み合わせ、駆動方式には4WDのAMG 4マティック+を採用している。油圧式のAMG アクティブライドコントロール サスペンションや電子式LSD、それに後輪操舵も備え、スーパースポーツカーにふさわしいダイナミックな走行性能を実現した。

レーダーセーフティパッケージをはじめとした安全装備や、第2世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)などの快適装備も充実。ハイパフォーマンスかつラグジュアリーながら、メルセデスAMGらしい技術ノウハウを誇示するモデルとなっている。

なお、先代にはロードスターもラインナップされていたが、現在そのポジションにメルセデスAMG SLが設定されている関係で、現行型で登場する可能性は低そうだ。

画像: 4LのV8ツインターボエンジンはさまざまな改良が施され、585psと800Nmを発生。9速ATを介してフルタイムで4輪を駆動する。

4LのV8ツインターボエンジンはさまざまな改良が施され、585psと800Nmを発生。9速ATを介してフルタイムで4輪を駆動する。

メルセデスAMG GT63 4マティック+ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4730×1985×1355mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1940kg
●エンジン種類:90度V8 DOHCツインターボ
●総排気量:3982cc
●最高出力:585ps/5500-6500rpm
●最大トルク:800Nm/2500-5000rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・70L
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●タイヤサイズ:前295/30R21、後305/30Z21

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