さらなる高みに達したフラッグシップ サルーン
1972年に初代が誕生したSクラスは、2020年に登場した現行型で7代目となる。今回のビッグマイナーチェンジでは、従来型の車両全体の50%以上ものパーツを新規開発または再設計したという。エクステリアで目につくラジエターグリルは従来型より約20%拡大され、さらにイルミネーテッドとなった。クローム仕上げのルーバーやスターパターン、スターデザインのデジタルヘッドランプやテールランプなど、メルセデス・ベンツとSクラスのアイデンティティを強調している。
インテリアでは、12.3インチのメーターディスプレイにインパネ中央の14.4インチ メディアディスプレイと、助手席前の12.3インチ ディスプレイを組み合わせた「MBUX スーパースクリーン」を標準装備。フロントシートにはシートヒーターと連動するヒーテッドシートベルトも採用し、寒冷地でもコートなどを脱いで運転することで、万が一のときのシートベルトの効果を高めさせている。
オペレーションシステムは、メルセデス・ベンツが自社開発した「MB.OS」を搭載。OTAによる無線でソフトウエアを常に最新のものにアップデートすることも可能にした。インフォテインメントシステムのMBUXも、MB.OSによる第4世代に進化した。
日本仕様のパワートレーンは、今のところ3L 直6ディーゼルターボ(S450d)と4L V8ガソリンツインターボ(S580)のみだが、3L 直6ガソリンターボ(S500)や6L V12ツインターボ(マイバッハ S680)も追加設定されるようだ。マイバッハ以外は48Vマイルドハイブリッドで、トランスミッションと駆動方式は、いずれも9速ATで四輪を駆動する。
最先端の運転支援システムや駐車支援システム、そして電子制御エアマチック サスペンションやインテリジェント ダンパーなど、最新鋭で最高の安全&快適装備を満載して、メルセデス・ベンツのフラッグシップはさらなる高みに達したようだ。
メルセデス・ベンツ S580 4マティック ロング 主要諸元(欧州仕様・参考値)
●全長×全幅×全高:5304×1921×1503mm
●ホイールベース:3215mm
●車両重量:2270kg
●エンジン:V8 DOHCツインターボ+ISG
●総排気量:3982cc
●最高出力:395kW(537ps)/5500-6100rpm
●最大トルク:750Nm(76.5kgm)/2500-4500rpm
●ISG最高出力:17kW/1500-2500rpm
●ISG最大トルク:205Nm/0-750rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・76L
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:前255/35R21、後285/30R21
●車両価格(税込):2365万円




