2026年7月26日(現地時間)、F1第11戦ハンガリーGPが首都ブタペスト近郊のハンガロリンクで開催され、マクラーレンのランド・ノリスが優勝。2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にはメルセデスのキミ・アントネッリが入った。車体アップデート投入で注目を集めたアストンマーティン・ホンダは2台そろって完走し、13位、14位に入った。

ポールを獲得、決勝でもノリスが圧倒的なレースペースで首位に

前日の予選で今季メルセデス以外では初めてポールポジションを奪ったノリスが、決勝でも他を圧倒するペースで、マクラーレンと自身にとっての今季初勝利を飾った。

とはいえ、表彰台の頂点に戻る道は簡単だったわけではない。スタートダッシュこそまずまずで首位でターン1に飛び込んだものの、ターン2のヘアピンでアウトに膨らんでしまい、3番グリッドからやはり好ダッシュを見せたチームメイトのオスカー・ピアストリに先行を許してしまう。

ミディアムタイヤで走行していた第1スティントは、同じくミディアムタイヤのピアストリがやや優勢。しかし17周目にピアストリ、18周目にノリスがそれぞれハードタイヤに交換すると、第2スティントはノリスがピアストリを追い込む展開となる。

状況が変化したのは2回目のタイヤ交換時だった。首位ピアストリは33周目に再びハードに交換したものの、ノリスはステイアウトし、第2スティントを引き延ばす戦略に出る。

波乱が起きたのは38周目。ピアストリがターン2で周回遅れのカルロス・サインツ(ウイリアムズ)と接触し、貴重なタイムを失ってしまったのだ。

これで楽になったノリスは40周目にタイヤ交換。首尾よくピアストリの前でコースに復帰。その後は確実にチームメイトとのギャップを築き、46周目に第2スティントを引き延ばしていたアントネッリをかわして、ついに首位に立った。

画像: 決勝は前日よりも暑いコンディションで行われ、路面温度は49度を超え、気温も最高34度まで上昇した。

決勝は前日よりも暑いコンディションで行われ、路面温度は49度を超え、気温も最高34度まで上昇した。

画像: 第1スティントはマクラーレンのオスカー・ピアストリが首位をキープ。マクラーレン勢が圧倒的なレースペースで先行した。

第1スティントはマクラーレンのオスカー・ピアストリが首位をキープ。マクラーレン勢が圧倒的なレースペースで先行した。

 

ノリスがようやく今季初優勝、アントネッリがロングスティント戦略で3位

最後の波乱は56周目に起きた。なんと2番手のピアストリがギアボックストラブルでストップ。これでバーチャルセーフティカーが発動され、首位ノリス、2番手ハミルトンらがピットインしてソフトタイヤに履き替えた。

一方、ひと足先にソフトに替えていたフェルスタッペンはここでステイアウトし、難なく2番手に浮上することになる。

ノリスはその後は危なげなく走り切って、ようやくシーズン初優勝を達成。フィニッシュ後は「今日のクルマはすごくペースがあった。また1位に戻ってこられて嬉しい」と笑顔を見せた。

画像: ハンガリーGPの表彰台。ノリスは1回目のタイヤ交換で首位を奪い返し、さらにバーチャル・セーフティカー導入中のタイミングを活かしてソフトタイヤに交換。2ストップのマックス・フェルスタッペンに15秒差をつけて圧勝した。

ハンガリーGPの表彰台。ノリスは1回目のタイヤ交換で首位を奪い返し、さらにバーチャル・セーフティカー導入中のタイミングを活かしてソフトタイヤに交換。2ストップのマックス・フェルスタッペンに15秒差をつけて圧勝した。

画像: ハンガリーGPのタイヤ戦略。3ストップが勝利戦略となったが、1ストップ、2ストップも大きな差はなく、それぞれのチームがマシンの特性を最大限に引き出す最適な戦略を選択した結果だった。

ハンガリーGPのタイヤ戦略。3ストップが勝利戦略となったが、1ストップ、2ストップも大きな差はなく、それぞれのチームがマシンの特性を最大限に引き出す最適な戦略を選択した結果だった。

アントネッリはペナルティによって7番手グリッドからのスタートとなったが、ロングスティント戦略で3位でフィニッシュ。ピットレーン速度違反でのペナルティで5位に沈んだルイス・ハミルトン、スタートのミスを挽回し切れず7位に終わったジョージ・ラッセルとのポイント差をそれぞれ50点、59点に広げることに成功した。

F1シーズンはこの後、サマーブレークに入り、次戦第12戦オランダGPは、8月21日、オランダ西部のザントフォールト・サーキットで開幕、決勝は8月23日に開催される。(文:新村いつき)

2026年F1第11戦ハンガリーGP リザルト

2026年F1第11戦ハンガリーGP決勝 結果

1位 1 L.ノリス(マクラーレン)70周
2位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル・RBPTフォード)+15.080s
3位 12 K.アントネッリ(メルセデス)+18.728s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+23.840s
5位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+24.540s
6位 6 I.ハジャー(レッドブル・RBPTフォード)+55.488s
7位 63 G.ラッセル(メルセデス)+57.503s
8位 30 L.ローソン(レーシングブルズ・RBPTフォード)+1L
9位 27 N.ヒュルケンブルグ(アウディ)+1L
10位 41 A.リンドブラッド(レーシングブルズ・RBPTフォード)+1L
────────────
13位 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)+1L
14位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)+1L

2026年F1ドライバーズランキング(第11戦終了時)

1位 12 K.アントネッリ(メルセデス)219
2位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)169
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)160
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)138
5位 1 L.ノリス(マクラーレン)128
6位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル)109
7位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)92
────────────
19位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)1
−位 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)0

2026年F1コンストラクターズランキング(第11戦終了時)

1位 メルセデス 379
2位 フェラーリ 307
3位 マクラーレン 220
4位 レッドブル 177
5位 レーシングブルズ 66
6位 アルピーヌ 61

This article is a sponsored article by
''.