ありそうで存在しなかった7人乗りコンパクトSUV
新型シトロエン C3エアクロス ハイブリッドは、コンパクトSUVならではの扱いやすさと、シトロエンらしい乗り心地と快適性、個性的なデザインを兼ね備えたモデル。コンパクトSUVならではの取り回しの良さを維持しながら、BセグメントSUVで唯一となる7人乗り3列シートレイアウトとし、その多彩なシートアレンジと、シトロエン独自のプログレッシブ・ハイドローリック・クッションとアドバンストコンフォートシートによる快適性を備えた、ユニークなファミリーSUVへと進化した。
ボディサイズは全長×全幅×全高:4410×1790×1660mmと、トヨタ シエンタ(同4260×1695×1695)よりやや大きく、カローラクロス(同4455×1825×1620)に近い大きさ。街中でも扱いやすい「ちょうどいいサイズ感」で、これに「輸入車らしい個性的なデザイン」や「3列シート」という組み合わせは、ありそうで・・・しかしこれまでほとんど存在しなかった。

シトロエン独自の「C-Zen Lounge(シー ゼン ラウンジ)」コンセプトで、リビングのようにデザインされたインテリア。直線基調のダッシュボードデザインと柔らかな素材を組み合わせ、高い視認性と居心地の良さを両立。
パワートレーンは、1.2L 直3ガソリンターボエンジンと電動モーター、6速DCTを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムとして搭載。マイルドハイブリッドながら低速域ではモーターのみでの走行も可能で、WLTCモードは19.6km/Lを達成している。
シトロエンらしい合理的でスムーズな走り、路面からの衝撃を効果的に吸収するしなやかなサスペンション、長距離移動でも疲れにくい快適なシートにより、シトロエンならではの上質な乗り心地を提供する。

全長4410mmの扱いやすいボディサイズに、7名が乗車できるゆとりのある室内空間を実現。
シトロエン C3エアクロス ハイブリッド マックス 主要諸元
●全長×全幅×全高:4410×1790×1660mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1390kg
●エンジン:直3 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1199cc
●エンジン最高出力:100kW(136ps)/5000rpm
●エンジン最大トルク:230Nm(23.5kgm)/1750rpm
●モーター最高出力:15kW(20ps)/4264rpm
●モーター最大トルク:51Nm(5.2kgm)/750-2499rpm
●トランスミッション:6速DCT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・44L
●WLTCモード燃費:19.6km/L
●タイヤサイズ:215/60R17
●車両価格(税込):435万円
シトロエンの現状と未来を探るワークショップ
──新型シトロエン C3エアクロス ハイブリッドはシトロエンブランドの中でどういう立ち位置に存在するのでしょうか。
小川氏:これまでシトロエンブランドの課題と感じていたのはベルランゴとCシリーズのオーナー層が分断していて、交わることがなかったことです。シトロエンのラインナップで現在もっとも販売台数が多いベルランゴからCシリーズへの乗り換え、あるいはCシリーズからベルランゴへの乗り換えがあまり見られないのです。しかし、新型シトロエン C3エアクロスはベルランゴのオーナーさんからも関心を持たれているようです。もちろん既存のC3やC5のオーナーさんからの反響も大きく、新型シトロエン C3エアクロスはシトロエンのラインナップのセンターに位置するモデルになると思います。
──新型シトロエン C3エアクロスのおもしろさはどこにあるのでしょうか。
中山氏:このボディサイズで7人乗れるクルマを作ってみよう、みんなで乗れば楽しいんじゃないか、というはシトロエンらしい発想ですし、シトロエンらしい割り切りだと思います。そのために解決しなけれならない部分、大変な部分もあったと思いますが、それでもやるのがシトロエンらしいですね。

2026年7月24日、東京都内で行われた新型シトロエン C3エアクロス ハイブリッドの発表会で登壇した、ステランティス ジャパンの成田 仁代表取締役社長(左)とフレンチブランドを統括する小川隼平氏。
──シトロエンはユニークなクルマを揃えるブランドというイメージですが、どういった人がオーナーになるのでしょうか。
鈴木氏:国産車から輸入車まであらゆるブランドから乗り換える方がいらっしゃいます。年齢層は幅広く家族構成もさまざまです。ただ、その後もずっとシトロエンのオーナーになってくれているかというとそうでもありません。つまり、おもしろいクルマを探し求めているユーザー、いろんなクルマに乗ってみたいと思っているユーザー、ライフスタイルの変化にあわせて積極的にクルマを乗り換えているユーザーが多いのではないかと思われます。それでもシトロエンに関心を持っていただき、その良さを知っていただいた方は、また琴線に触れるクルマが開発されれば帰ってきてくれます。我々はそうしたファンの期待に応えながら、シトロエンらしい魅力的なクルマを開発していきたいと思います。
──ステランティス ジャパンには8つのブランドがありますが、シトロエンブランドにどう期待されてますか。
成田氏:シトロエンは合理的で実用的なブランドですが、先進的でユニークなブランドという側面も持っています。快適性の高さも大きな特長です。また、日本ではマニアックなブランドとして熱狂的なファンに支持されています。そういう個性を失うことなく、ファンを増やしていきたいですね。その意味でも、新型C3エアクロスはとても重要な存在であり、魅力的なモデルです。シトロエンは広く知られている存在ではありませんが、乗っていただければその良さをわかっていただけるでしょう。
ステランティスグループは、グループの中でプラットフォームやパワートレーンを共有することで競争力を強化しながら、ブランドごとの個性を明確に発揮するように開発されています。ブランドごとに独自開発されるのはもちろん、各地域市場の実情に応じて権限を委譲し、たとえば日本市場では日本ならではニーズにあわせた改良が加えられます。新型C3エアクロスをはじめ、これからもシトロエンブランドに期待してください。

新型シトロエン C3エアクロス ハイブリッドのデビューにあわせて開催されたワークショップ。左から、ステランティス ジャパンの成田 仁代表取締役社長、フレンチブランドを統括する小川隼平氏、 マーケティング担当の中山領氏、プロダクト担当の鈴木知行氏。




