2026年8月14日(米国現地時間)、フェラーリは新たなワンオフモデル「CZ26」を米国カリフォルニア州で開催されるクルマの祭典「モントレー カーウイーク」で発表した。

ベースとなったのは、PHEVの「SF90 ストラダーレ」

このCZ26は、フラビオ・マンツォーニ指揮の下、フェラーリ デザインスタジオが設計し、米国の顧客のために開発されたワンオフ(ただ1台)のスペシャル フェラーリだ。ベース車は、2019年から2024年に生産されたフェラーリ初の市販PHEV(プラグインハイブリッド車)「SF90 ストラダーレ」。ピュアでテクニカルなデザイン表現を通じて、スーパースポーツ ベルリネッタのコンセプトを、研ぎ澄まされた先進的かつ未来志向のスタイリングによって再解釈したという。

画像: 水平基調を強調したフォルムと、ひときわ個性的な2ボックス シルエット。

水平基調を強調したフォルムと、ひときわ個性的な2ボックス シルエット。

そのスタイリングでは、水平基調を強調した2ボックスのフォルムに、カプセルのようなピュアな中央のボリュームを4つのホイールアーチ周辺に配して、路面に吸い付くような安定感のある佇まいを生み出している。フロントマスクは、専用のランプやブレーキ冷却用エアインテーク、センサーなどを一体化して車幅いっぱいに広がる。リアはシャープに切り落とされたコーダトロンカ形状で、張り出すようにテールランプが配されている。

冷却用のサイドエアインテークやフロントセクション、リアディフューザー、そしてホイールアーチなどにはカーボンファイバー製エレメントを用いて、1970年代のイタリアン インダストリアルデザインのいくつかを想起させ、そのエッセンスを現代的な感性で再解釈している。

ボディカラーは「アルジェント ヴェローチェ」と呼ばれる専用のシルバーで、「ロッソ ランパンテ」と呼ばれるレッドをアクセントに配している。グロスブラック塗装にポリッシュ効果が施されたホイールも専用設計だ。

画像: ブラックのテクニカルファブリックにボディ同色のエレメントが配されたコクピット。

ブラックのテクニカルファブリックにボディ同色のエレメントが配されたコクピット。

インテリアでは、特別なブラックのテクニカルファブリックを積層造形によるシートインサートと組み合わせている。これもロッソ ランパンテのアクセントに加え、ロゴが刺繍で入れられている。ドアパネルやダッシュ上部にはボディ同色のエレメントが配され、インテリア全体をまとめ上げている。

エアロダイナミクス面では、フロントは冷却システムと気流の制御を再設計し、冷却性能を高めながらフロントのダウンフォースを向上させた。車体下面とボルテックスジェネレーターも全面的に見直し、エアロダイナミクスのバランスを最適化した。フロントバンパー両端にはエアカーテンを組み込み、リアには大型スポイラーとディフューザーを採用した。

米国の顧客のために1台だけ製作された、フェラーリ CZ26。したがって、日本で実車を見ることは叶わないだろう。なお、「CZ26」という車名の由来も、現段階ではアナウンスされていない。

画像: リアエンドはコーダトロンカ形状で、大型のリアウイングとディフューザーも備わる。

リアエンドはコーダトロンカ形状で、大型のリアウイングとディフューザーも備わる。

フェラーリ CZ26 主要諸元

●全長×全幅×全高:4762×2005×1189mm
●ホイールベース:2650mm
●車両重量:未発表
●エンジン:90度V8 DOHCツインターボ+3モーター
●総排気量:3990cc
●最高出力:797ps/7900rpm
●最大トルク:804Nm/6250rpm
●モーター最高出力:162kW
●モーター最大トルク:未発表
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・68L
●バッテリー容量:7.9kWh
●WLTPサイクル燃費:16.4km/L
●EVモード最大航続距離:25km
●最高速度:328km/h
●0→100km/h加速:2.5秒
●0→200km/h加速:6.7秒
●タイヤサイズ:前255/35ZRF20、後315/30ZRF20

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