文: 石川順一
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欲しいけど、取り付けで手が止まる
そろそろ自分の車にもドラレコを。そう思って選び始めると、本体の性能より先に、取り付けのことが気になってくる。シガーソケットから電源を取れば、ケーブルがダッシュボードの上を這う。配線を隠してきれいに収めたいなら、店に作業を頼んで工賃を払い、終わるまで車を預けて待つことになる。家族で2台を使い分けていれば、話はさらに込み入ってくる。1台ずつ付ければ、出費も段取りも2倍だ。
そんな「今度の休みにでも」と先送りを重ねてきた人でも、配線も店への予約も要らないドラレコがあれば話は早い。実はそれが、ブロードウォッチの「ソーラードラレコ」なのだ。

吸盤2つで、届いたその日に即装着
取り付けは、フロントガラスに貼るだけで済む。吸盤と両面テープが付属し、配線処理はいらない。本体はおよそ10.5×8.5cm、厚さ3cmほどで、ルームミラーの裏側に収めれば運転中の視界もすっきりしたまま。シガーソケットもふさがないから、スマホの充電にはこれまでどおり使える。店に予約を入れることも、作業のあいだ待たされることもなく、届いたその日のうちに取り付けられるのだ。

吸盤で付けておけば、付け外しも手間がない。たとえば平日は自分の車、週末は家族の車へと移せば、ドラレコは1台で足りる。旅先のレンタカーやカーシェアに持ち込み、乗っている間だけ付けておく使い方もできる。しっかり固定したい車には、両面テープでの装着を選べば安心だ。
車ごとに異なる、フロントガラスの傾きにも対応するから取付車種も選ばない。レンズが動く造りで、寝かせたガラスのスポーツカーから、ほぼ垂直に立つトラックまで、撮影の向きを前方に合わせ直せる。重さは約125gで、車から車へ持ち運ぶのも苦にならない。乗る車が日によって変わる人ほど、この身軽さはありがたい。
日の光で充電し、乗車を検知して録画開始
配線なしで動く仕掛けは、本体の表側に広がる太陽電池にある。出力は2.0Wで、日が当たっていれば、駐車場に停めている間も、信号待ちでも、走っている最中でも充電が進む。充電のたびに外して家へ持ち帰る必要はなく、フロントガラスに貼ったまま使い続けられるわけだ。
曇りの日が続いたり、日の当たらない場所に停めたりして充電が追いつかないときは、付属のシガーソケット用アダプターやモバイルバッテリーからも充電できる。電池の残りは本体に並ぶ4つのLEDで分かるので、減ってきたら早めに手を打てるのも心強い。
エンジンとつながっていないため、スタータースイッチとは連動しない。では、電源をどう入れるか。その答えは内蔵された振動センサーと人感センサーにある。これらで車の揺れや運転する人の乗り込みを感知すると、自動で電源が入る仕組みとなっているのだ。降りて何も感知しなくなれば、約2分で切れる。乗るたびにボタンを押す手間がなく、録り忘れも電池の無駄づかいも防げる。
日差しを受ける道具だから、熱に強い電池を選んだ
車内に置いたままにする機器ともなると、年々熱くなる夏の日差しも気になるところ。その対策として、このモデルは内蔵電池を熱に強いリン酸鉄リチウムイオン電池に改めた。電気自動車にも使われている種類で、高温でも膨らんだり発火したりしにくく、充電を繰り返しても劣化しにくいという特性がある。
メーカーは電池を100℃の環境に8時間置く試験を行い、そのあとも発火や破損、膨張がなく、正常に動くことを確かめている。55℃の環境で充電する試験でも、問題は出ていない。日の光を浴びて充電する道具だからこそ、熱に強い電池を採用している意味は大きい。

2Kの映像を、スマホで見返せる
撮影は2560×1440ドットの2Kで、記録した映像を拡大しても粗くなりにくい。少し先を走る車や、脇から出てきた自転車の様子も、あとから画面を広げて確かめられる。暗視機能も備えており、夜間や街灯の少ない道でも、カラーで鮮明に記録できる。画角は対角で約130度。正面の車だけでなく、隣の車線や歩道の端まで、ひとつの画面に収まる広さだ。

本体に画面はないため、映像の確認も設定も、専用アプリを入れたスマホで行う。本体が出すWi-Fiにつなぐだけなので、インターネットの環境もいらない。画面を持たないぶん本体が小さくまとまり、ガラス越しの景色を遮らない。気になる場面があれば、車を停めたあと、SDカードを抜いてパソコンに差す手間をかけずにその場で見返せるという手軽さも魅力だ。
記録先のmicroSDカードは最大512GBまで使用可能で、512GBなら最長で約6日分を残せる。いっぱいになれば古い映像から順に上書きしていくので、残りの容量を気にして中身を消す必要もない。
2万2000円で、先行販売を受付中
ソーラードラレコは、クラウドファンディングサイトのGREEN FUNDINGで、2026年10月15日まで先行販売を受け付けている。一般販売の予定価格は3万9800円だが、先行販売なら2万2000円で手に入り、11月下旬に届く予定だ。microSDカードを1枚用意しておけば、すぐに使い始められる。

配線の段取りや店の予約を考えるうちに先送りしてきたドラレコも、窓に貼るだけなら、もう取り付けを先延ばしする理由はない。気になったら、締め切りの10月15日までにGREEN FUNDINGのプロジェクトページをのぞいてみよう。走るたびに記録が残っていく安心は、付けたその日から積み重なっていくというものだ。
ブロードウォッチ ソーラードラレコ 主要諸元
・型番:PETA-CAM-SP2K
・サイズ:約W105×H85×D30mm
・重量:約125g
・撮影画角:約130度(対角)
・映像画質:2K(2560×1440)/1080P(1920×1080)
・フレームレート:24fps/15fps(アプリで設定)
・記録媒体:microSDカード(別売、最大512GB、V10以上)
・サイクル録画:対応
・マイク:あり(ON/OFF可能)
・太陽電池:2.0W/5.5V
・内蔵電池:リン酸鉄リチウムイオン電池 2000mAh/3.2V
・外部電源入力:DC5V
・自動電源:振動センサー・人感センサー(検知しなくなると約2分でOFF)
・Wi-Fi:IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz)
・対応アプリ:Android 6.0以降/iOS 9.0以降
・動作温度:−20〜60℃
・設置方法:吸盤または両面テープ
・同梱品:本体、設置用吸盤、設置用両面テープ、USB充電ケーブル、カーシガーソケットアダプター、レンズ固定用ドライバー
・一般販売予定価格:3万9800円(税込)
・先行販売価格:2万2000円(GREEN FUNDING、2026年10月15日まで)
・発送時期:2026年11月下旬予定
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