まとめ: Webモーターマガジン編集部
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美しいスタイルとミッドにV12を搭載したという強烈なインパクト

優美という言葉がふさわしいランボルギーニミウラのリアビュー
ランボルギーニがGTカーの生産を開始したのは1963年である。そして、高性能車としてその名を高らしめたミウラは、66年のジュネーブ・ショーで発表された。わずか3年のキャリアで、当時、性能世界一といわれたミウラを送り出したランボルギーニの技術力は驚くべきものであった。ミウラは既に1973年で生産が打切られているが、その間の7年で約700台が生産されている。平均して年間100台余が生産されたことになるが、ランボルギーニの年間全生産台数が300〜400台であることを考えると、ミウラの人気が如何に高いものであったかわかる。

ミッドに横置きされたシリンダーバンク角60度の4リッターV12DOHCエンジン。後方のトランスミッションケースとも一体構造となる。
4リッターV12エンジンをミッドに横置き搭載。最高出力は375psに達する

3本スポークのステアリングと大径のメーター、シフトゲートが切られたセンターコンソールなど、スーパーカー感にあふれるコクピット。
もちろん、その人気は性能に依存したものであり、ロードバージョンとしてのある面での不自由さを物ともしないだけの魅力をもった車であるといえよう。ミウラの特徴は何といっても、ミッドエンジン・カーであることが点で、今でこそ珍しくないが、発表当時は他にルネ・ボネ位のもので生産型ミッドエンジンの先駆者であるといっても過言ではない。エンジンは4L・V12で、これを、かつての1.5L・V12のホンダF1と同じく横置きに搭載している。5速MTとエンジンは一体構造であり、当然のことながら、エンジンとトランスミッションは自社製、ハーフシャフト、リミテッド・スリップ・デフ(LSD)もそうであるから、ランボルギーニにおいては自社製部品の使用率は極めて大である。エンジン出力は、デビュー当初は圧縮比9.5で350hp/7000rpmであったが、1970年のS仕様からは、圧縮比は10.5に強化され375hp/7000rpmにパワーアップされている。
キャブセッティングが高速向きではなく、最高速は伸び悩んだ

エンジン不調というよりもキャブレターセットが合っていなかった今回のミウラP400SV。セッティングが合えば270km/hオーバーは狙えるポテンシャルを持つ。
さて、テスト・カーであるが、オドメーターは2万4000kmを表示しており、かなりな距離を走っている。2ラップのウォーミングアップの後、トップギアで全力走行に入ったが、どうも車速の伸びが思わしくない。タコメーターの針は6000rpmに止まったまま上昇する気配はまったくない。この時の実測車速は228km/hである。そこで4速ギアにシフトダウンして加速してみると、ようやく7000rpmに到達した。この時の車速は229km/h。結局、これが当日の最高速となったわけであるが、キャブのセッティングが高速向けにチューニングされていないからだと思える。最高許容回転数は8500rpmであるから、調子さえ良ければ4速ギアで優に8000rpmを超える筈であり、5速でも7000rpmを上回らなければならない。そのようなわけで、270km/h以上の高速を味わうことは残念ながら次の機会に譲ることになってしまった。(文:望月修)※ここから先は『SUPERCAR IMPRESSIONS Chronicle(モーターマガジン社)をご参照ください。
ランボルギーニミウラP400SV主要諸元
●全長×全幅×全高:4390×1780×1100mm
●ホイールベース:2504mm
●車両重量:1305kg
●エンジン:60度V12気筒DOHC
●排気量:3929cc
●最高出力:385ps/7850rpm(グロス)
●最大トルク:40.7kgm/5750rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:MR







