文:Webモーターマガジン
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2026年内に受注ベースで1万台は達成できるか?
海外の自動車メーカーとしては初めて、日本の「軽自動車」規格専用にシャシ、ボディ、駆動・制御システムなどを新設計して登場した軽BEV「ラッコ」。国からの補助金は15万円だが、車両価格は214万5000円〜249万7000円と戦略的な設定。軽EVでありながら一充電走行距離は最大320kmを確保し、しかも安全&快適装備も高いレベルで充実するなどで、自動車関連以外でも多くのメディアから注目されている。
そのスタイリングは、いわゆるスーパーハイトワゴンで、リアのスライドドアは両側とも電動開閉式(トップグレードはハンズフリー機能付き)。丸みのある造形のフロントや水平基調のキャラクターラインを入れたサイドビュー、車幅いっぱいに伸びたテールランプも特徴的だ。
インテリアも、ドア内張りからダッシュボードにつながる水平基調でエアコンの吹き出し口やスイッチパネル、ドアオープナーなどはエクステリアと合わせた丸みを帯びた造形。ATセレクターはインパネシフトを採用するなど、内外装とも奇をてらったものはない。
パワートレーンは64psと160Nmを発生する電気モーターで前輪を駆動する。バッテリーを車体構造の一部とした「セル to ボディ」技術や、電子制御&各種コントロールユニットをバッテリーユニット内に統合する「Xパック」などの採用により、軽自動車としては少し重い1200kgを超える車両重量だが、BEVならではの静かで力強い加速を見せ、またボディ剛性の高さは軽自動車とは思えないレベルにある。
2026年7月末に発売開始されて以来、同年9月末の時点で累計の受注台数は1800台を超えるなど、輸入軽BEVとしては販売状況は順調だ。BYDオートジャパンとしては販売開始から年内に受注ベースで1万台を目指しているが、現在の人気ぶりから目標を達成できるか、今後も注目していきたい。
BYD ラッコ 300プレミアム 主要諸元
●全長×全幅×全高:3395×1475×1800mm
●ホイールベース:2520mm
●車両重量:1230kg
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:47kW(64ps)
●最大トルク:160Nm
●バッテリー総電力量:35.84kWh
●WLTCモード航続距離:320km
●駆動方式:FWD
●タイヤサイズ:165/65R15
●車両価格(税込):249万7000円




