2026年10月11日(現地時間)、F1第17戦シンガポールGPがシンガポール市街地のマリーナベイ・ストリート・サーキットでで開催され、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。2位にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にキミ・アントネッリ(メルセデス)が入った。2戦連続入賞が期待されたアストンマーティン・ホンダは、パワーユニット交換のため2台そろってピットレーンスタートとなり、フェルナンド・アロンソは16位、ランス・ストロールはリタイアに終わった。

文:新村いつき
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お目覚めフェルスタッペンが圧倒的な速さを披露

ポールポジションから盤石の強さを見せたフェルスタッペンが、前戦バーレーンGPイン・マレーシアに続くシーズン2連勝を飾った。

レースペースが、とにかく圧倒的だった。唯一危ない場面があったとすれば蹴り出しの良くなかったスタート直後。しかし、ターン1からの切り返しでの巧みなライン採りでルクレールを抑え込むと、そこからはタイヤマネージメントを考えながら徐々にペースアップ。序盤数周こそレッドブルに食らいついていたフェラーリはこれに対抗する力はなく、差は開いていく。

結果的に唯一の機会となったタイヤ交換は33周目。すでにルクレールはタイヤ交換を済ませていたため、フェルスタッペンは首位のままでコースに復帰。フェラーリはその後、40周目のVSC(バーチャル・セーフティカー)時に、ルクレールをピットに呼び込んでソフトタイヤに交換。レッドブル陣営に揺さぶりをかけるが、フェルスタッペンはまったく同じることなくそのまま62周を走り切った。

画像: 好ダッシュとはいかなかったフェルスタッペンだったが、ポールポジションからルクレールを抑えて、なんとか1コーナーをトップでクリアすると、後は独走に持ち込んだ。

好ダッシュとはいかなかったフェルスタッペンだったが、ポールポジションからルクレールを抑えて、なんとか1コーナーをトップでクリアすると、後は独走に持ち込んだ。

前日のスプリントに続き、フェルスタッペンが完勝

シンガポールでは初めて優勝飾ったフェルスタッペンは、「ずいぶん時間がかかったね。今日はソフトのペースがよく、みんなが苦労していたミディアムタイヤも僕らはそんなに悪くなかった。連勝できてみんなのモチベーションも上がっているから、今後も多くの結果を持ち帰りたい」と力強いコメント。

一方のルクレールは「スタートしかチャンスはないと思っていたけど、予想どおりだったね」とレッドブルの速さに脱帽していた。

画像: ライバルを寄せ付けない、素晴らしい走りを見せたフェルスタッペン。スタート時に装着したソフトタイヤで32周を走行。その後ミディアムタイヤに交換し、チェッカーフラッグまで走り切った。

ライバルを寄せ付けない、素晴らしい走りを見せたフェルスタッペン。スタート時に装着したソフトタイヤで32周を走行。その後ミディアムタイヤに交換し、チェッカーフラッグまで走り切った。

画像: フェルスタッペンは、スプリントのポールポジションとスプリント優勝に加え、決勝ポールポジションとグランプリ優勝も果たし、完璧な週末を締めくくった。

フェルスタッペンは、スプリントのポールポジションとスプリント優勝に加え、決勝ポールポジションとグランプリ優勝も果たし、完璧な週末を締めくくった。

画像: シンガポールGPのタイヤ戦略。セーフティカーが導入されたが、ソフトタイヤが高いパフォーマンスを維持しながら長いスティントを走行できたため、ソフト→ミディアムの1ストップ戦略が最も競争力の高い作戦となった。

シンガポールGPのタイヤ戦略。セーフティカーが導入されたが、ソフトタイヤが高いパフォーマンスを維持しながら長いスティントを走行できたため、ソフト→ミディアムの1ストップ戦略が最も競争力の高い作戦となった。

3位にはVSC時のタイヤ交換が奏効したキミ・アントネッリが入り、グリッド降格からのスタートだったチームメイトのジョージ・ラッセルが9位に終わったことから、両者のポイント差は102点まで拡大。早ければ次戦でドライバーズタイトルが確定する状況となった。

次戦第18戦アメリカGPは10月23日、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開幕、決勝は10月25日に行われる。(文:新村いつき)

2026年F1第17戦シンガポールGP リザルト

2026年F1第17戦シンガポールGP決勝 結果

1位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル・RBPTフォード)62周[25]
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+7.335s[18]
3位 12 K.アントネッリ(メルセデス)) +24.573s[15]
4位 1 L.ノリス(マクラーレン)+40.506s[12]
5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+49.844s[10]
6位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+53.188s[8]
7位 30 L.ローソン(レッドブル・RBPTフォード)+1m21.666s[6]
8位 24 N.ヒュルケンベルグ(アウディ)+1m23.386s[4]
9位 63 G.ラッセル(メルセデス)+1m24.677s[2]
10位 6 I.ハジャー(レッドブル・RBPTフォード)+1m30.862s[1]
────────────
11位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)+1周
リタイア 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)+1周※[ ]内は獲得ポイント

2026年F1第17戦シンガポールGPスプリント 結果  

1位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル・RBPTフォード) 20周[8]
2位 44 L.ハミルトン(フェラーリ) +2.591s[7]
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+16.871s[6]
4位 12 K.アントネッリ(メルセデス)+17.2381s[5]
5位 30 L.ローソン(レッドブル・RBPTフォード)+20.632s[4]
6位 87 O.ベアマン(ハース・フェラーリ)+24.3321s[3]
7位 24 N.ヒュルケンベルグ(アウディ)+27.525s[2]
8位 1 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+28.272s[1]
────────────16位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)+1周
リタイア 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)
※[ ]=獲得ポイント

*2026年F1ドライバーズランキング(第17戦終了時)

1位 12 K.アントネッリ(メルセデス)340
2位 63 G.ラッセル(メルセデス)238
3位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)229
4位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル)221
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)215
6位 1 L.ノリス(マクラーレン)201
7位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)138
8位 6 I.ハジャー(レッドブル)97
────────────
17位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)7
−位 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)0

2026年F1コンストラクターズランキング(第17戦終了時)

1位 メルセデス 578
2位 フェラーリ 444
3位 マクラーレン 339
4位 レッドブル 332
5位 レーシングブルズ 100
6位 アルピーヌ 68

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