1月11日、日本自動車輸入組合(JAIA)から昨年2016年輸入車新規登録台数が発表された。
「外国メーカー車モデル別新車販売台数」では、フォルクスワーゲン・ゴルフを抑え、BMW MINIがトップの座についた。
「外国メーカー車モデル別新車販売台数」では、フォルクスワーゲン・ゴルフを抑え、BMW MINIがトップの座についた。
2016輸入車ベストセラーはMINI
まずは発表された2016年暦年のモデル別新車登録台数順位を見てみよう。
1位 BMW ミニ 2万4548台
2位 フォルクスワーゲン ゴルフ 2万2802台
3位 メルセデス・ベンツ Cクラス 1万7760台
4位 BMW 3シリーズ 1万1947台
5位 フォルクスワーゲン ポロ 1万0903台
6位 BMW 2シリーズ 9864台
7位 メルセデス・ベンツCLA 8557台
8位 アウディ A3シリーズ 8063台
9位 メルセデス・ベンツEクラス 7900江合
10位 BMW 1シリーズ 7724台
このなかで特記すべきは、やはり1位がMINIになったことだろう。
MINIは豊富なボディラインアップ
MINIは現在、3ドア、5ドア、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバーと5つのボディスタイルを持つまでに成長している。2016年では新型MINIコンバーチブルの登場だけでなく、3ドア/5ドアにクリーンディーゼルモデルを導入したことが話題となり、前年比116%となる2万4548台の好成績となった。
VWゴルフは前年比89%
一方のVWゴルフは、前年比88.9%の2万2802台と苦しんだ。28年連続輸入車モデル別ナンバーワンの座をMINIに奪われたことになる。これは、2015年に発覚した北米での排出ガス不正による販売不振から、まだ抜け出せていないということになる。日本では対象車種がないにもかかわらず苦しい状態が続いているのは、やはり日本においては「輸入車=ブランド」という価値観が根強く、そのブランドイメージがいかに大切かということを思い知らされる。