三菱自動車は1月26日に軽自動車『eKカスタム/eKワゴン』、軽商用電気自動車『ミニキャブ・ミーブ バン』を一部改良、コンパクトミニバン『デリカD:2』にフルハイブリッドモデルを新設定した。
まず、トールワゴンタイプの軽自動車『eKカスタム』『eKワゴン』のボディカラー展開を見直すとともに一部改良を実施した。
ボディカラーについては、eKカスタムにはライトニングブルーマイカ(写真)を新たに設定した全6色、eKワゴンにはコーラルピンクマイカ(写真)を新たに設定した全9色の展開としている。
機能装備面については、eKカスタム/eKワゴンのターボエンジン搭載車(いずれも「T Safety Package」)に、高速道路などで運転者のアクセルペダル操作の負担を軽減できるクルーズコントロールを採用。さらにeKワゴンの「E」グレードでは、リヤドア、リヤクォーター、テールゲートのガラスをプライバシーガラスとしている。
次に軽商用電気自動車『ミニキャブ・ミーブ バン』は、グレード展開を見直すとともに一部改良を実施した。
グレード展開については、「CD 16.0kWh」はハイルーフの2 シーター及び4 シーター、「CD 10.5kWh」はハイルーフの4 シーターに集約し、全3 グレード展開とした。そして寒冷地仕様を標準装備として、運転席&助手席シートヒーターを全車に標準装備。冬季にエアコンと併用することで電力消費を抑えながら、快適な運転を可能としている。
そしてこれまでユーザーに採用を要望されていた、運転席、助手席にパワーウインドウを採用したのもトピック。また駆動用バッテリーの満充電、或いは満充電に近い状態における回生ブレーキ力の低下を知らせる回生ブレーキ力警告灯を採用している。
最後に、コンパクトミニバンの『デリカD:2(ディーツ-)』には、フルハイブリッド仕様を新たに設定。これはOEM車であるスズキの『ソリオ』と同様で、これまでのマイルドハイブリッド仕様に加えて、さらに優れた燃費と力強い走りを両立させたフルハイブリッド仕様が追加されたことになる。
このフルハイブリッドシステムは、デュアルジェットエンジン、駆動用モーター、高電圧リチウムイオンバッテリー、5速自動マニュアルトランスミッション(5AMT)で構成。EV走行を可能としたパラレル方式のハイブリッドシステムを採用し、JC08モード燃費32.0km/Lを達成している。
ちなみに価格については
フルハイブリッド仕様が200万8800円〜、
マイルドハイブリッド仕様が178万7400円〜
と約22万円の差がある。