プレミアムCセグメントの風雲児になりそう
今回ボルボV40に追加された「 T2 キネティック」は、Drive-E 1.5Lガソリンターボエンジン「T2」パワートレーンを搭載したモデルで、300万円を切る299万円という価格で登場したことが注目される。
もちろん、ほかのV40シリーズ同様、「歩行者エアバッグ」、「歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキシステム」、「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール」、「BLISブラインドスポットインフォメーションシステム」など11種類以上の先進安全支援技術を含む「インテリセーフ」を標準装備している。
これまでプレミアムCセグメントは300万円以上というのが常識になっていたが、2017年1月16日にフェイスリフトされたアウディA3スポーツバック1.4TSIが293万円という価格で登場しており、これに対抗する形となる。
ちなみに、BMW1シリーズは118iの311万円から、メルセデスベンツAクラスは実質A180の329万円から(298万円のA180スタイルは受注)となっている。
エンジンは最高出力122ps、最大トルク220Nmの1.5L直4ターボ。従来エントリーモデルだった「T3」が152ps/250Nmであるのと比べるとパワーは抑えられているが、ベースエンジンとしてはむしろこれが標準的とも言える。ライバルのベースエンジンは、アウディA3スポーツバック 1.4TFSIが1.4L直4ターボ(122ps/200Nm)、BMW118iが1.5L直3ターボ(136ps/220Nm)、メルセデスベンツA180が1.6L直4ターボ(122ps/200Nm)となっている。
今後、プレミアムCセグメント戦線はどうなるのか。BMWやメルセデスベンツからも目が離せない。