レクサス雪上試乗会が2月下旬にトヨタの士別試験場で行われたが、そこでレクサスLXの悪路走破性の高さを改めて体感することができた。クロールコントロールというシステムを使ったその走りを動画で紹介する。
驚異的な回転半径でポールをクリア
レクサスLXとトヨタランドクルーザーなどに“クロールコントロール”というシステムが搭載されている。これは凹凸の激しいオフロードや雪道、ぬかるみなどを走行する際、ハンドル操作のみで極低速走行が可能になるというものだ。
ホイールスピンや車輪のロックを抑制しつつ、ハンドルの舵角により、その方向へ進むもので、路面状況によって5段階の速度設定が可能だ。今回は中間のスピードを選んで、ハンドルはロックするまで左に切った。するとどうだろう。クルマは極めてタイトなコーナーをクリアした。スマートfortwo以上の小回りが効き、乗っているとポールを中心に回転しているような印象を受けた。
レクサスLXはこうしたハイレベルな悪路走破性に加え、通常走行では乗り心地もよく非常にゆったりとした気分になれる。SUVのレクサスLXは、セダンのLS、スポーツカーのLCとともに、レクサスの頂点を極めている非常に重要なモデルであることを実感した。(文:荒川雅之/ムービー&写真:Lexus)