
2016年、ロサンゼルスにオープンしたポルシェ エクスペリエンス センター。
生産されているポルシェの40.6%はあのモデル
ポルシェの2016年世界販売は23万7778台で前年比プラス6%と相変わらず好調だ。2013年は16万2145台、2014年は18万9849台、2015年は22万5121台とトントン拍子に販売を伸ばしている。
さて、その立役者となっているモデルは何なのだろうか。3月14日に開催されたフォルクスワーゲングループのアニュアルミーティングで、2016年のモデル別生産台数が明らかになったが、その結果には少々驚いた。
ポルシェなのだから「それはもちろん911」と思う人は多いだろう。911でないにしてもポルシェとしてはお手頃価格の「ボクスター/ケイマン」なはずだと考えるのも自然だと思う。

ポルシェマカン。いまやポルシェの屋台骨を支える極めて重要なモデルとなった。

ポルシェカイエン。登場時は「ポルシェがSUVを作る必要があるのか?」という声もあったが……。

ポルシェ911。台数の問題ではなく、ポルシェを代表するモデルであることはいつの世でも変わらない。

ポルシェボクスター。911とはまた異なるジャンルのスポーツカーとして魅力たっぷり。

ポルシェケイマン。本格的なミッドシップスポーツカーとして存在価値はますます高まっている。

ポルシェパナメーラ。第2世代へ移行して、人気の高まりが予想されるラグジュアリーサルーン。
ところが実際はポルシェの生産台数の40.6%と圧倒的多数を占めるのはSUVのマカンなのだ。その台数は9万7177台にもなる。そして2番目を聞くとまた驚く。29.9%の7万1693台生産されたのはマカンの兄貴分であるカイエンだった。
ということはナント、生産されているポルシェの70.5%はSUVなのだ。そして、実はこのポルシェのSUV比率は2015年も同レベルで70.7%だった。ポルシェの2016年モデル別生産台数は以下のとおりだが、「ポルシェはスポーツカー以外のモデルを作ることで、スポーツカーメーカーとしての地位を盤石なものにした」と言われている理由がよくわかった。
●2016年ポルシェのモデル別生産台数
マカン 9万7177台(40.6%)
カイエン 7万1693台(29.9%)
911 3万1648台(13.2%)
ボクスター/ケイマン 2万4882台
パナメーラ 1万4218台
総計 23万9618台