ランボルギーニ ウラカンのパトカーがイタリアのハイウェイパトロールに納車された。このスーパーカーは、通常の警察業務の他、医療支援にも使われることになる。
ベースはウラカンLP610-4で医療支援の特別装備をもつ
アウトモビリ・ランボルギーニが、イタリアのハイウェイパトロールにニューウラカンの警察用モデル「ウラカン・ポリツィア」を納車した。この史上最強とも言えるパトカーは標準モデルのLP610-4と同様に最高出力610psのエンジンを搭載しており特別なチューンナップは受けていないようだが、それでも通常のハイウェイパトロール業務に大きな力になることは間違いない。
ハイウェイでこのライトブルーとホワイトのウラカンを見かけたら、誰がどんなクルマに乗っていようとも、大人しく道を譲るしかないだろうが、そこが警察の狙いでもある。実はこのウラカン・ポリツィアは警察業務の他に医療支援という重要な任務を請け負っているのだ。そのためにフロントのコンパートメントには移植用臓器を緊急搬送するための特別な冷蔵システムが搭載されている。
従来からイタリアのハイウェイパトロールは医療支援の取り組みを続けているが、2016年には176件の支援依頼があったそうだ。およそ2日に1回のペースで、移植用臓器や血清、血液などが運ばれているという。このニューウラカン・ポリツィアによって、より高度な医療支援が行われることになるわけだ。