初代パジェロってどんなクルマ?
このころ、オフロードの走破性や安全性から、レクリエーショナルビークルとして注目されていた4WD車。三菱は4WD車の充実を図るため、当時すでに30年の歴史を持っていたジープ、1980年発売のフォルテ4WDに続き登場させたのが、この初代パジェロとなる。
パジェロの車名の由来は「パジェロキャット」。アルゼンチン南部に棲む野生の猫から名前を採用した。
乗用車感覚に4WD車の機能を融合させたスタイリッシュな多目的4WD車とし、メタルトップ車とキャンバストップ車を用意。ショートオーバーハングに乗用車的な曲面構成のボディを採用、安定性の良いスタイルとしていた。
4WD車としては日本初となるディーゼルターボを用意。当時ギャランに搭載していた「アストロン80」エンジンは95ps/18.5kgmを発生。60km/hの燃費は17.0km/Lと高出力・低燃費を実現していた。
当初は3ドアのみだったが、1983年には5ドアロングボディも設定。パリダカでの活躍もあり、この後のRVブーム、クロカンブームを牽引していったのはこの初代パジェロとなる。
初代パジェロの車両価格【東京】
メタルトップ
2300ディーゼルターボ 189万円
2300ディーゼルDX 161万1000円
2300ディーゼル2シータ 154万1000円
2000ガソリンDX 146万4000円
キャンバストップ
2300ディーゼルターボ 169万5000万円
2300ディーゼルDX 149万6000円
2000ガソリンDX 135万6000円
1982年(昭和57年)には何があった?
ニュース
●500円硬貨発行
●東北/上越新幹線開業
●テレホンカード開始
ヒット曲
●待つわ あみん
●セーラー服と機関銃 薬師丸ひろ子
●聖母たちのララバイ 岩崎宏美
●心の色 中村雅俊
●北酒場 細川たかし