第3回 3カ月目 5676km
今月の走行距離:1642km 燃費:1712km÷108.52L=15.8km/L
2014年11月22日〜12月17日
スタッドレスタイヤ&ホイール装着で雪に備える。
昨シーズン(2013年から2014年にかけて)の冬は、東京近郊でも2月に大雪が降り、交通を始めとする日常生活の多くの場面で大混乱に陥った。その時に担当していた長期テスト車は、スタッドレスタイヤを装着したパサートオールトラック。フルタイム4WDの駆動力と高めの車高も相まり、雪道での優れた走破性力と高い安心感を十分に味わうことができた。そして現在、テスト車はパサートオールトラックから代替わりして新たにハイ アップ!になったわけだが、やはり過去の教訓はしっかりと生かすべきである。クルマの性格からしてMMアップ!号が走行する場所は都心やその近郊となることが多く、雪道を走行する機会はさほどなさそうに思える。しかし、突然の降雪にも対応できるという安心感を備えていることがやはり重要であり、きちんとスタッドレスタイヤを装着するべきだと判断したのだ。
スタッドレスタイヤはブリヂストンのブリザックVRXを選択。
MMアップ!号用に選んだのは、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX(ブリザック ヴイアールエックス)」。サイズは、ハイ アップ!の純正装着タイヤと同じ185/55R15である。ブリザックVRXは、2013年にデビューしたブリヂストンの最新型スタッドレスタイヤだ。その特徴としては、凍結路面の表面にある水膜を効率よく取り除く(吸着する)ことができる「アクティブ発泡ゴム」が採用されたこと、そしてトレッドパターンを内側と外側で最適化するとともにブロックのサイズを小さくした「新非対称パタン」で冬道での高いグリップ力を確保したこと、さらに走行時のふらつきを軽減させて高い直進安定性を実現する「新非対称サイド形状」が取り入れられたことなどが挙げられる。氷上ブレーキ性能/ウエットブレーキ性能/転がり抵抗は、従来モデルよりさらに10%向上されたというタイヤだ。
装着ホイールにはボルベットのタイプFをチョイス。
また今回は、ホイールも新たに装着することにした。これまで担当してきた長期テスト車では、すべてスタッドレスタイヤを夏タイヤと組み替えて、純正ホイールに装着する方法を採ってきた。しかし、MMアップ!号をドレスアップしてみたいという目的があったのでアルミホイールには株式会社ティー・エー・エスが取り扱う「BORBET type F(ボルベット タイプ エフ)」を選んでみた。ブリリアントシルバーの5本スポークタイプ、サイズは純正アルミホイールの5.5J×15/インセット41に対してリム幅がやや広くなった6.0J×15/インセット40だが問題なく装着完了。精悍さが増し、頼もしくなった印象だ。