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アバルトと言えば、サソリのエンブレムでおなじみ。
サソリのエンブレムでおなじみの、イタリアのスポーツカー・ブランド「アバルト」。
現在はFCAグループの1ブランドになっていますが、かつてはオリジナルのスポーツカーやレーシングカーを製作していました。
では、その創設者である、カルロ・アバルト氏の出身国は、どこだったでしょうか?
カルロ・アバルト氏の出身国は?
正解は、3の「オーストリア」でした。
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若き日のカルロ・アバルト氏。
カルロ・アバルト氏は1908年にオーストリアのウイーンで生まれました。当初の名前は、カール・アバルト(Karl Abarth)でしたが、第二次大戦中にイタリアの市民権を獲得し、カルロ・アバルト(Carlo Abarth)と改名しました。
レーシングドライバーだったカルロ・アバルトは、1949年に「アバルト & C.」を設立し、コンパクトなスポーツカーやレーシングカーを製作しましたが、1971年にフィアットに買収され、社内の1ブランドになりました。カルロ・アバルトは1979年に亡くなっています。
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晩年のカルロ・アバルト氏。
その後、フィアット オートモービル グループ内にアバルト & C.が再組織され、2007年にフィアット 500をベースにしたアバルト 500が登場。2016年にはマツダ・ロードスターの姉妹車であるフィアット 124スパイダーをベースにしたモデルも発売されました。
ちなみに、サソリのエンブレムは、カルロ・アバルトがサソリ座生まれだったことに因んでいます。
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アバルトのホッテストモデル、695ビポスト。2シーター化され、フルスペック仕様はドグミッションを備える。
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マツダ・ロードスターの姉妹車とは思えないほど差別化されたフィアット124スパイダーを、アバルトがさらにチューン。