月号]
第23回 23カ月目 3万5545km
今月の走行距離:1556km
燃費:1556km÷96.6L=16.1km/L
2016年7月24日〜2016年8月22日
気になるアップ!の進化バージョン。
先月号(Motor Magazine誌 2016年9月号)の第一特集企画「気になるドイツ車、その新しい価値。」でご紹介した中で、MMアップ!号の担当者としてとりわけ気になったのが、欧州での最新仕様モデルとなるアップ!の話題。1L 3気筒ターボエンジンがラインナップに追加されたことはもちろん大きなトピックだとは思ったが、個人的にはそれよりもフェイスリフトで変更されたエクステリア/インテリアの変化の方に、大きな興味を抱いた次第。実際に運転したり乗ったりする人間にとっては、車内のインテリアデザインこそがもっとも頻繁に目にして、そして接触している部分である。それだけに、メーターパネルやハンドル、ダッシュボード中央部といった操作系まわりのデザインがしっかりと変更されたことで印象が変わり、現代的で新鮮なイメージにアップデートされていると感じられたからだ。
メーターパネルをはじめとしてより精緻な印象の新デザイン。
すぐわかるのが、ダッシュボード中央に位置するエアコンやオーディオの操作パネルまわりが一新されたことだ。しかし、これまでのマニュアル操作式ダイヤルなどをただスイッチ式に変更したというわけではないようだ。MMアップ!号の室内画像と最新仕様アップ!の画像を見ていただこう。右ハンドル仕様と左ハンドル仕様という違いは置いておくとして、従来型では、操作パネルの上側にダッシュパッドの色(MMアップ!号ではレッド)が見えている。これに対して最新仕様のアップ!では、操作ユニットのブラックな上面が見えているので、ダッシュパッドのデザインも変更されているということがわかる。そして、ハンドルのデザインも変更されている。またメーターパネルにも要注目である。中央に大径のスピードメーターを配して、左にタコメーター、右に燃量計というレイアウトそのものは踏襲されているが、デザインが大きくアップデートされている。従来型はスピードメーター/タコメーター/燃量計が、近接しながらもそれぞれ独立した円型デザインの三眼式メーターであった。これに対して最新仕様では、スピードメーターの左右に合体されるデザインで大型化されたタコメーターと燃量計が配され、視認性が高められている。またインフォメーションディスプレイも、従来型の赤色液晶文字表示から、他モデルに準じた黒地に白文字で表示されるものに進化している。
新型はドアミラーデザインもグレードアップ。
日本でこのフェイスリフトされた仕様のモデルがデビューするのは、まだもうしばらく先のことのようだが、その登場が今から楽しみである。などと言いながら、初期型モデルであるMMアップ!号への愛着に変わりはなく、クルマもこの真夏の暑さの中で変わらず快調をキープしてくれている。何よりである。