ハンガリーのマジャールスズキ社で生産されるスズキのコンパクトクロスオーバー「S-CROSS」が一部仕様変更を実施。欧州仕様と同じフロントマスクに変更されたほか、トランスミッションを従来のCVTから6速ATに変更することで、よりダイレクト感のある走りを実現した。発売は7月6日から。
スズキが欧州ハンガリーの工場で生産するコンパクトクロスオーバー「S-CROSS」が一部仕様変更をうけて7月6日より発売される。
一部仕様変更とは言っても、その変更箇所はラージマイナーチェンジと言っていいほど。外観では、フロントマスクを一新。ヘッドランプ、バンパー、グリル、ボンネットフードを先に発売されている欧州仕様と同じデザインに変更。併せて17インチの大径タイヤを採用して最低地上高を20㎜高く(185㎜)して、より力強い存在感のあるフォルムに生まれ変わった。
ドライブトレーンにも大がかりな変更がある。従来型では無段変速のCVTを搭載していたが、よりダイレクト感のある高い走行性能を実現するため、6速ATに変更している。なお、エンジンは1.6LのDOHCでスペックなどに変更はない。
前述のとおりハンガリーからの輸入車であるため、販売目標台数は年間600台と控えめ。とはいえ、欧州仕込みの走りをリーズナブルに楽しめる「SX4 S-CROSS」はもっと注目されてもいいクルマだと言える。