究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2017シーズン第7戦 ラウジッツ大会で室屋義秀選手が今シーズン3度目の優勝を果たして、総合順位も2位に浮上した。
コースはレーシングサーキットの上!
レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ第7戦は9月16〜17日、ドイツのラウジッツで開催された。かつてラウジッツリンクとして知られた全長2マイル(3.2km)のトライオーバル型レーストラックで、ここにパイロンを設置してコースが設定されている。
第6戦終了時点で総合ランキング4位につけている室屋義秀選手は、決勝1戦目のラウンド・オブ 14を慎重なフライトで通過すると、次のラウンド・オブ 8では一転鋭いフライトで総合ランキングで3ポイント差のカービー・チャンブリス選手(アメリカ、6戦終了時点で総合ランキング3位)を退け、第4戦ブダペスト大会以来となるファイナル4に進出した。
ファイナル 4でも切れ味のあるフライトで50秒451のタイムを叩き出すと、同じくファイナル 4に勝ち進んだマルティン・ソンカ選手(チェコ、室屋選手と10ポイント差の総合ランキング1位)はそのタイムを更新することができず3位で終わり、室屋選手は今シーズン3度目の優勝を手に入れた。2位はマット・ホール選手(オーストラリア)。
この優勝で15ポイントを獲得した室屋選手は総合ポイントを59に伸ばし、1位のソンカ選手とは4ポイント差の総合ランキング2位となった。
最終戦は、10月14〜15日にアメリカ・インディアナポリスで開催される。ここもラウジッツ同様、インディアナポリス・モータースピードウェイの上にコースが設定される。
今年のインディ500で佐藤琢磨選手が優勝したコースの上で、室屋選手が優勝してシリーズチャンピオンを獲得することに期待しよう!