10月2日、ゼネラルモーターズ(GM)は「無事故、ゼロエミッション、混雑ゼロの世界を作り上げる」というビジョンを今後どのように実現していくかについての方針を発表したので、その概容をお伝えする。
画像: EVに関して、ついにGMが具体的な計画を明らかにした。

EVに関して、ついにGMが具体的な計画を明らかにした。

燃料電池車についても開発を進める

GMのメアリー・バーバラ会長兼CEOが掲げてきた「無事故、ゼロエミッション、混雑ゼロの世界を作り上げる」というビジョンだが、具体的にはこの先、1年半の間にシボレーボルトEVの公道走行テストの経験を活かして、新たなEVを2モデル導入するということになる。

これを契機として2023年までに新型EVを20車種投入する。これは1年に3モデル、4カ月に1モデルということであり、かなりハイペースな電動化へのシフトだ。

また、EVを次々と投入する一方で、燃料電池車についての取り組みも重要であり開発を強化するとも表明している。駆動力はモーターで得るにしても、電気はバッテリーからか、燃料電池からかは求められる要件によって対応するわけだ。

さらにGMは“SURUS(サイレント・ユーティリティ・ローバー・ユニバーサル・サブストラクチャー)”を発表しているが、これは燃料電池を動力源とする大型トラックのプラットフォームだが、これは完全なエミッションフリーであり、このプロジェクトも推進していく。

GMはホンダと合弁会社を設立して燃料電池車の基幹部品を2020年をめどに共同生産すると2017年1月に発表している。今後、燃料電池の開発についてはホンダとの共同歩調を強めると思われるが、今回の発表ではそのことについては触れられなかった。

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