軽量コンパクトなFRは楽しい
小型車のスペース効率という面では不利な縦置きエンジンのFRパッケージをあえて採用している唯一無二のCセグメントハッチバックモデルだ。
重量バランスの良さから来る素直なハンドリングや、精緻なステアフィールはこのクルマの大きな財産となっている。
エンジンは136psの1.5L直3ターボ、150psの2L直4ディーゼルターボ、184psの2L 直4ターボの3種類を設定。それぞれにスポーツ、スタイル、Mスポーツのデザインラインが用意される。
注目ポイント:後席の足元まわりなど確かに広々とは言えないが、大人4人の実用には足りる。ラゲッジルーム容量は360Lを確保。FR方式の1シリーズはこれで最後と言われている。
BMW 1シリーズ 主要諸元
全長×全幅×全高:4340×1765×1440mm
搭載エンジン:1.5L直3ターボ/2L直4ターボ/2L直4ディーゼルターボ
駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT
車両価格:3,100,000~4,330,000円
ストレート6搭載のスポーツモデル
BMW車をM社がチューンナップしたのが“Mパフォーマンスオートモービルズ”と呼ばれる一連のシリーズ。M140iはその最小モデルとして2016年9月に発表された。
フロントに縦置きされる3L直6ターボエンジンは、前身となったM135iから10psアップの最高出力340psを実現。最大トルクも50Nm増強され、ついに500Nmの大台に乗せた。
ドライビングパフォーマンスコントロールやアダプティブMサスペンションもM社の手が入っている。
注目ポイント:幅広い用途で楽しめるように、モード設定に伴うエンジンや足まわりの変化度はかなりワイド。スポーツ+は街中では硬いが、ワインディングでは抑えが効いて頼もしい。
BMW M140i 主要諸元
全長×全幅×全高:4340×1765×1430mm
搭載エンジン:3L直6ターボ
最高出力:340ps/5500rpm
最大トルク:500Nm/1520-4500rpm
駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT
車両価格:5,900,000円