エンジンは2.4Lに一本化
2012年3月に日本へ上陸した初代ジープ コンパスは、これまで高嶺の花だったジープを身近な存在にした。比較的購入しやすい車両価格であったことと、カジュアルな雰囲気でハードなイメージがなく誰にでも受け入れやすかったためだ。
その第2世代が日本でも発表になった。初代のデビュー当時よりも、コンパクトSUV市場は活気づいておりライバルも多くなっている。しかしジープ コンパスも内容をグレードアップしているので十分に勝機はありそうだ。
まずパワートレーンだが、2.4L直4マルチエアエンジンに一本化された。最高出力175ps、最大トルク229Nmで従来モデルよりプラス5ps、プラス9Nmとなった。
「Sport、Longitude、Limited」の3グレード展開で、「Sport、Lomgitude」はFFで6速ATが組み合わされ、「Limited」は“ジープ アクティブドライブ 4×4”という4WDシステムが採用され9速ATとなる。FFモデルはアイドリングストップシステムを持ち、JC08モード燃費は11.9km/L、「Limited」は9.6km/Lだ。
エクステリアデザインはフラッグシップのグランド チェロキーのDNAを受け継いだもので、プレミアムムードは従来モデルに比べてかなり増した。グランド チェロキー譲りの7スロットグリルや台形ホイールアーチがしっくりと馴染んでいる。
また、ボディサイズは全長×全幅×全高が4400×1810×1640mmで、従来モデルより75mm短くなり、25mm低くなった(幅は同じ)。ただし、最小回転半径は5.6mから5.7mに拡大している。
インテリアは全体的には曲面を多用した躍動感あるデザインで、もちろん機能性にも優れたものだ。ダッシュボードセンターにはインフォティンメントシステムである「Uconnect システム」を備えている。「Sport」は7インチタッチパネルモニター付きラジオ、「Longitude、Limited」には、Apple CarPlayとSndroid Autoに対応する8.4インチオーディオナビゲーションシステムを装備する。
また安全装備では、各種エアバッグ、スタビリティコントロール、トラクションコントロール、リアパークアシストは全車標準、「Limited」にはさらにクラッシュミディゲーション付き前面衝突警報、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、前後パークアシスト、リアバックアップカメラなどが付く。車両価格は以下のとおりだ。
・Sport(FF/6速AT):3,230,000円
・Longitude(FF/6速AT):3,510,000円
・Limited(4WD/9速AT):4,190,000円
※ハンドル位置はすべて右。