世界で初めて圧縮着火を実現したエンジン=SKYACTIV-Xで話題のマツダが、その前段階として「SKYACTIV-G2.5」に気筒休止システムを採用してアテンザに搭載する。また北米市場向けに新たに2.5Lガソリンターボ「SKYACTIV-G2.5T」搭載車を設定することが明らかにされた。
11月28日(現地時間)のプレスデーで幕をあける今年のロサンゼルスオートショー。ワールドプレミア(世界初公開)が50台を超えるなど、各社気合いの入ったオートショーになりそうだ。その中でマツダが世界初公開するのが、大幅改良される「Mazda6(日本名アテンザ)」。来年に予定されている商品改良モデルが、いち早くロサンゼルスショーに登場する。
現行モデルは2012年のデビュー。今回で3度目となる商品改良だが、ついにパワートレーンにも手が入る。日本市場向けにも関係が深いと思われるのが、2.5L直4「SKYACTIV-G2.5」の改良だ。すでに、その技術方針は明らかになっていたが、いわゆる「気筒休止システム」が導入される。また北米市場向けには、CX-9に搭載された2.5L4気筒ターボエンジンを新設定。4LV8エンジンに相当する豊かなトルクは、フラッグシップであるMazda6にさらなる上質な走りをもたらしてくれるだろう。
内外装もさらに洗練。随所に魂動デザインの新しいモチーフを散りばめることで、より質感の高い熟成した「品格」を表現している。また好評の先進安全技術群「i-ACTIVSENSE」もさらに進化。より幅広いシーンで安心して走りを楽しめるようになる