クルマの歴史を振り返る企画「今日は何の日?」。13年前の12月13日は、インプレッサ「S203」が発表された日。では2004年にタイムスリップ。
STIが開発したコンプリートカー
S203は、欧州プレミアムスポーツセダンに競合できる性能を持つ「グローバルピュアスポーツセダン」をコンセプトに、富士重工業(現SUBARU)のモータースポーツ専門会社SUBARUテクニカインターナショナル(STI)がつくったコンプリートカー。発売は2005年1月11日。
インプレッサWRX STiをベースに、モータースポーツ活動で培ってきたノウハウを活かした独自の仕様/装備を施した。
タービンの大型化を行った専用ターボチャージャー、専用スポーツECUの採用のほか、ピストン/コンロッドなど細部にわたりエンジンのバランス取りを実施。また足まわりも専用の減衰力4段可変式ストラットやピロボール式リアサスペンションリンクなどを採用し、パワーアップに対応していた。
エンジンは320ps/422Nmを発生するEJ20式水平対向4気筒DOHCターボ。限定台数は555台だった。
S203の車両価格(当時)
S203 AMD/6速MT 460万9500円
(東京/名古屋/大阪)