2017-2018年末年始の特別企画「クラウンの系譜」をお届けします。2018年は15代目となるニューモデルが登場する予定のクラウン。これだけ長い期間にわたってユーザーから支持を集める理由はどこにあるのでしょうか。今回は1995年に登場した10代目をじっくり見てみましょう。
マイチェンで衝突安全ボディGOAを採用
クラウン誕生40周年になる1995年に登場したのが10代目だ。そして7世代にわたったペリメーターフレームからマジェスタと共用するフルモノコックボディとしたことが注目点だ。
それとともに大幅に軽量化され、ホイールベースも2780mmとなり室内空間を拡大している。リアサスペンションはダブルウイッシュボーン式独立となり、ステアリングもラック&ピニオン式を採用した。
ガソリンエンジンは直6DOHC24バルブで、2Lが135psの1G-FE型、2.5Lが180psの1JZ-FE型、3LがVVT-i付き220psの2JZ-GE型となった。
1995年11月に2.5L搭載のクラウン初の4WDが追加され、1997年7月にマイナーチェンジして衝突安全ボディGOAを採用したこともトピックだろう。(10代目JZS150系 1995~1999年 生産台数:276,190台)