GMがアメリカの運輸省に対して、第4世代の自動運転車「クルーズAV」の公道許可を申請した。この自動運転車にはハンドルとペダル、さらに手動操作用のスイッチ類もないというから驚きだ。ついに自動運転もこのレベルまで来た。
画像: まるで両側が助手席。インフォテインメントシステムのモニターが中央に備わる。

まるで両側が助手席。インフォテインメントシステムのモニターが中央に備わる。

夢が現実になる日は近い

GMは2018年1月12日に、2019年までに自動運転車の公道走行を成功させる計画を持っていたが、その具体的な手続きとして、アメリカ運輸省に第4世代自動運転車「クルーズAV」の公道走行許可を申請したと発表した。

クルーズAVは量産化を前提としたモデルで、初めからドライバーなしで安全に走行できる完全な自動運転車だという。そのため、もともとハンドルとペダル、さらに手動操作用のスイッチ類はないのだ。

写真をみると両側が助手席のようで奇妙な印象を受ける。そもそも完全自動運転であれば乗員は前を向いている必要もないとは思うが、そうなるとまた別の安全要件をクリアしなくてはならないのだろう。そういう意味では完全自動運転車も当面は従来どおり前を向いて着座するのが現実的なのかも知れない。

さて、GMが目指すのはクルマの衝突事故がない世界だ。そしてそのクルマとは自動運転されるEVで、ユーザーは年齢やライフステージ、身体的な能力を気にせず好きなところへ自由に行かれるというわけだ。

それにしても、このクルーズAVは実際にどういう場所で、どのような条件で公道走行を許可されることになるのだろうか。それはわずか2年後の2019年であるという。GMはもちろん、アメリカ運輸省の対応にも注目だ。

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