正式な発表は3月を予定している。まずは予約受付を開始
ボルボのコンパクトSUVといえばV40クロスカントリーを想起するする人もいるかもしれないが、2018年3月に発表される予定のXC40はこれまでのラインアップにないブランニューモデルだ。コンパクトモデルのために新開発されたプラットフォーム、CMA(コンパクトモジュールアーキテクチャー)を採用した最初のクルマとなる。
さらにデザインはこれまでのSUV、XC90やXC60などの兄貴分とは志向が異なり、スポーティでカジュアル、より個性を強めたものとなっている。個性的といっても、T字型のトールハンマーヘッドライトやルーフ近くまで伸びるテールライトなど、これまでのボルボデザインの伝統は守られている。
スウェーデン本国ではすでに2017年秋に発表されており、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン(ともに2L 直4ターボ)をラインアップした都会派SUVとして人気を博している。日本に導入されるかどうか不明だが、今後は1.5L 直3エンジンやPHEV、EVなども追加されていくというから楽しみである。
前置きが長くなったが、そんなXC40がついに日本でも発表される。3月発表を予定しているが、それを前に予約受注が開始された。予約できるモデルは、全国で300台限定のXC40 T5 AWD R-デザイン 1stエディションとなる。252ps/350Nmを発生する2L 直4ターボエンジンを搭載し、8速ATと4WDを組み合わせたモデルで、559万円だ。XC40の価格帯は300万円台後半から500万円台後半とアナウンスされているので、この限定モデルはハイクラスと思われる。
コンパクトモデルだからといって安全性能に抜かりはない。フラッグシップの90シリーズや新型XC60に搭載されている最先端の安全運転支援システム「インテリセーフ」を標準装備している。インテリセーフは、「歩行者・サイクリスト検知機能付衝突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」や「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」など16種類以上の安全技術を含む。