マシン名「Modulo KENWOOD NSX GT3」
発表会はチームファクトリーにて行われた。道上チーム代表の挨拶の後、なんと報道陣の手による除幕式。予想しない展開に戸惑いながらもアンベイルすると、マットブラック地に蛍光レッドのラインが眩しいボディが露わになった。
特に目を引くのは、シルバーに輝くアルミホイール。今年もGT500クラスの64号車、100号車へホイールを供給するModuloだが、GT300クラス用はデザインを共有するものの表面処理にこだわった仕様。アルミニウムの陽極酸化被膜で表面を覆い、輝きを増すと共に汚れにも強く、レース終盤までその存在感を強くアピールする工夫が施されている。また、2018年はJVCケンウッドがスーパーサブスポンサーとして、マシンに「KENWOOD」の名を刻むこととなった。
コラボレーションによるチームウェア
マシンのカラーリングと共通性を持たせたチームウェアは、文化服装学院の学生によるデザイン。若い世代のレースへの関心を喚起し新しいファン層を獲りこむ狙いもある。DRAGO CORSEの創設が2014年という若いチームならではの奇抜なアイデアであるといえる。こちらは開幕戦よりチームメンバーが着用する予定。
マシンの手ごたえは?
まだ雪の残る1月31日に富士スピードウェイにてマシンのシェイクダウンが行われた。チェック走行に徹した道上選手に対し、交代でドライブした大津選手はマシンの挙動をつかむべく早くもアタック走行。これにはチョン監督も苦笑いか。大津選手、ルーキーながら大活躍が期待出来そうな予感。マシンはほぼノートラブルで走行、今後のテストでセットアップを詰めていくことになる。
新Moduloスマイルもお披露目
今回MCを務めた「Moduloスマイル」水村リアさんに加え、新たに安藤麻貴さんも「Moduloスマイル」として加わることに。さらにはレースクイーンユニットとして「Moduloプリティー」が2名、後日発表される。また安藤さんはレースクイーンとしての活動も兼ねるため、Moduloレースクイーンは一挙に3人に!
GT300クラスから目が離せない!
GT300クラスには「Modulo Drago CORSE」以外に「CARGUY Racing」からもNSX GT3が参戦、合計2台のエントリーとなる。すでにこのクラスではレクサスRC F、日産GT-RのGT3マシンが活躍しており、これによりGT500クラスのHONDA、LEXUS、NISSAN対決がそのままGT300クラスでも見られることになる。さらには海外勢GT3マシンやBRZ、プリウスなどJAF GT300マシン、マザーシャシー使用マシンなど、国内外入り乱れての大混戦は必至。今年はGT300クラスの争いにぜひとも注目しておきたい。