いつかはその時が来るとは覚悟していたが…インフィニティの次世代セダンは本格電動化に伴う新EVプラットフォームを採用するという。それは、後輪駆動を止めるという宣言にほかならない。4月25日から始まった北京モーターショーで明かされた衝撃の事実とは?(ホリデーオート6月号/5月10日発売号より抜粋)
画像: 今年1月のデトロイトショーで初公開されたコンセプトカー「Qインスピレーション」。

今年1月のデトロイトショーで初公開されたコンセプトカー「Qインスピレーション」。

クルマの主流は急激に電動車へとシフトしている。それを裏付けるように(現地の法規制対応もあり)今年の北京ショーは電動車のオンパレードとなった。もっともここまでは想定内。巨大な中国マーケットを攻略するならば、もはや電動車でなければならないから。

そんななかでホリデーオート誌が注目したのはインフィニティ。ローランド・クルーガー社長は、デトロイトショーで公開したコンセプトカーQインスピレーションを再び出品したうえで「次世代のインフィニティセダンは、現在開発中の新型EVプラットフォームを用いる」と発表した。つまり、次世代のフーガやスカイラインは、フルEVもしくはe-POWERになることを意味する。それは同時に、2001年以来、改良を重ねて使い続けてきた後輪駆動のFR-Lプラットフォームを止めるという衝撃的な宣言でもある。

画像: EV、e-POWERともに、ふだんは前輪駆動。必要に応じてモーターで後輪を駆動する。

EV、e-POWERともに、ふだんは前輪駆動。必要に応じてモーターで後輪を駆動する。

新開発のプラットフォームは、フルEVとe-POWERのどちらにも対応すべく設計されている様子。大型SUV(QX80?)を除くすべての次世代インフィニティ車に採用される見込みだ。クルーガー社長は「(ふだんは前輪駆動で)運転条件に応じて、左右後輪別々にトルクを配分するインテリジェント全輪駆動システムを採用する」と前輪駆動ベースのトルクベクタリング付e-AWDであることを示唆していた。ちなみにe-POWER車の搭載エンジンは2ℓの可変圧縮比ターボエンジン=VCターボで、エンジンは横置きに搭載される。つまり、2021年に発表される次期フーガ以降、インフィニティ車はすべて前輪駆動ベースのフルEVもしくはVCターボを搭載したe-POWERになるのだ。

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