コンチェルトってどんなクルマ?
コンチェルトは、かつてホンダから発売された小型セダンだ。
ボディバリエーションは2種類。まずは6月16日に4ドアFFモデルが発売され、7月1日に4ドアの4WDモデルと5ドアセダンが発売された。
スリーサイズは4415×1690×1395mm(4ドアセダン)。車格的にはシビックの上でアコードの下、という立ち位置にある。
特徴は、当時ホンダと親密なパートナーシップ関係にあったイギリスのオースチン・ローバーグループ(ARG社)と共同開発をしたこと。6ライトのスタイリングやインテリア、シートの作り込みなどヨーロッパ車的な味わいが色濃く映し出されていた。
エンジンはシビックと同じ1.5Lと1.6Lを用意。全車SOHCながら、1気筒4バルブ方式の「ハイパー16バルブエンジン」を搭載。1.6L はPGM-FIが120ps/14.5kgm、1.6Lデュアルキャブが105ps/13.8kgm、1.5Lキャブが91ps/12.1kgmの出力だった。
日本ではホンダの国内工場で生産、ヨーロッパではイギリスのARGで生産したグローバルモデルだった。
1992年にコンチェルトは後継車ドマーニに代わり、コンチェルト名は1代で消えた。
車両価格(当時・東京)
4ドアセダンFF 1.5L JE 119万5000円
4ドアセダンFF 1.6L PGM-FI JX-i 168万5000円
5ドアセダンFF 1.6L デュアルキャブ JL 138万円
5ドアセダンFF 1.6L PGM-FI JX-i 171万5000円
※5速MT。4速ATは9万1000円高でFF車に設定。
1988年(昭和63年)には何があった?
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