ダイハツは、扱いやすいサイズで若年女性エントリーユーザーをはじめ幅広い層に向けた新型軽乗用車「ミラ トコット」を発売した。(タイトル写真は、奥平総一郎ダイハツ社長と、女性プロジェクトメンバー)

誰でも優しく乗れる、“エフォートレス”なクルマ

ウェイクやキャンバスなどキャビンの広さで攻勢をかけているダイハツが、軽の原点に立ち返り、誰でも肩肘張らずに乗れるクルマをコンセプトに開発したクルマが、ミラ トコットだ。
トコット(TOCOT)とは、“TO Charcter(自分らしさの表現)”、“TO Comfortableness(安全・安心、運転しやすさ)”、“TO Convenience(使いやすさ)”の頭文字(TO C)から着想を得た造語だという。
従来の可愛さを強調した女性仕様にはちょっと引いてしまう人達が胸を張って乗れるクルマを目指し、開発にはメインターゲットに近い女性の意見を大きく反映させたという。そのひとつがキーワードのエフォートレス。流行に左右されず自分らしさを表現したいという思いは、簡潔なデザインに集約された。

その結果、ボディは視界の広さと運転のしやすさを両立させるため、ベルトラインを水平基調にして、四隅を落としたスクエアデザインとなった。車両感覚がつかみやすく、ボンネット先端が見えない不安も解消している。またフロントピラーを立ててウインドーの圧迫感を抑えたり、シートリフター装着車を用意して体型によらず目線の高さを確保するなど、運転席に座った時の精神的な負担軽減にまで配慮が行き届いているのも嬉しい。
全グレードにSA(スマートアシスト)Ⅲを搭載した安全装備実も見どころで、衝突回避支援、前後方向誤発進抑制制御、オートハイビームなど、毎日の運転で遭遇する事故要因の多くがカバーされる。さらに駐車時に俯瞰画像が見られるパノラマモニターと前後コーナーセンサーをG“SA Ⅲ”に搭載。このダブル設定は軽自動車では初めてだ。

走りはベースのミライースに準じるが、扱いやすさ重視でJC08モード燃費を29.8km/Lに抑えた点に開発者の意志を感じる。
気になる価格は、ベースのL(2WD)の107.46万円~G“SA Ⅲ”(4WD)の142.56万円。さらに個性を求める人にはアナザースタイルパッケージとしてスイート/エレガント/クールの3種が用意される。

画像: 3種類のアナザースタイルパッケージを設定。写真は男性ウケしそうな「クールスタイル」。

3種類のアナザースタイルパッケージを設定。写真は男性ウケしそうな「クールスタイル」。

良いクルマは年齢性別を問わず誰が乗っても良いと感じる、それこそがトコットの目指したところに違いない。
(文:遠藤一満)

ダイハツ・ミラ トコット G“SAⅢ” 主要諸元

全長×全幅×全高:3395×1475×1530mm
ホイールベース:2455mm
重量:720kg
エンジン:直3DOHC・658cc
最高出力:38kW[52ps]/6800rpm
最大トルク:60Nm[6.1kgm]/5200rpm
ミッション:CVT
駆動方式:横置きFF
JC08モード燃費:29.8km/L
燃料・タンク容量:レギュラー・30L
タイヤサイズ:155/65R14
価格:129万6000円(税込)

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