小さい・軽い・安いの3拍子が揃った電動バイク
1980年代、クルマのラゲッジルームに積載することを前提に開発されたホンダのバイク、モトコンポ。当時の販売状況は芳しくなかったというが、個性的なスタイリングやコンセプトから絶版になって20年以上が経過した今になって“欲しい”人が増えたという話も聞こえてくる。このバイクがつい先日、箱入り状態の新車でオークションに出品され、ちょっとした話題になっていた。

あるオークションに出品されていた新品状態のホンダ モトコンポ。
モトコンポ以外にも、コンパクトさをウリにしたバイクはいくつかあった。カワイイ、駐車スペースをとらない、クルマに積めるなど、一般的な原付スクーターよりも利便性の高い要素も多く、人気の高いモデルもあった。しかし、ここで紹介するBLAZE SMART EVほど小さくできるモデルはないと言っていいだろう。

ボディカラーは4色のBLAZE SMART EV。
折りたたんだ状態で高さ1200mm、全長600mmとかなりコンパクトなので、軽自動車にだって載ってしまう。重量も一般的な電動アシスト自転車よりも軽量な18kgしかなく、これなら苦労せずラゲッジルーム開口部まで持ち上がるだろう。しかも電動なので、倒してもガソリンやオイルが漏れる心配もない。
搭載されるリチウムイオンバッテリーは約3.5時間で満充電になり、約30km(30km/h定置走行テスト値)を走行できる。コンパクトとはいえモーターの力だけで駆動するので“原動機付き自転車”に分類され、ナンバーを取得すればもちろん公道走行可能だ。自動車運転免許を持っていれば誰でも運転できる。
自宅周辺を移動する足として、クルマ旅行の先での足として、活躍の場が多そうである。価格は13万8240円と一般的な原付スクーターよりも圧倒的に安いのもポイントだ。

重量は18kgなので、女性の力でも持ち上がりそうだ。

BLAZE SMART EVをラゲッジルームに載せるとこんな感じ。

折りたたみに必要な時間は、わずか約5秒!
BLAZE SMART EV (ブレイズスマートEV)
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