機能操作は完全デジタル化
第二世代となるアウディQ3の特長として、まず語られなければならないのはディスプレイと各種機能の完全デジタル化だ。アナログ機器は完全撤廃されている。
デジタル・インストルメント・クラスターからは3タイプのアウディ・バーチャルコクピットが表示され、音声コントロールも可能。インフォテイメントも、Wi-Fiホットスポットを備えたLTE Advanced規格をサポートと、高度な仕様となっている。
ナビゲーションもまさに未来感覚。駐車スペースの空き状況や危険な場所のなど多種多様な情報をクラウドにアクセスして提供してくれるので、常に最新の安全・安心を得ることができる。
運転アシストシステムもしかりだ。4つの360度カメラを備え、追従・スピードコントロール・渋滞アシスト・レーンキープアシストなど多彩な運転アシストを行ってくれる。
デジタル化の話が先行してしまったが、この辺りで新型Q3のクルマ本体の話にしよう。
ボディサイズは全長4485mm×全幅1856mm×全高1585mm。
先代が全長4400mm×全幅1830mm×全高1595mmなので、高さが低くされ長さと幅が拡大されている。
ホイールベースも77mm伸び、2082mmとなっている。
押出しの強い八角シングルフレームのフロントマスクと相まって、その存在感と迫力は先代を大きく上回るものがある。
車内は、ボディ幅とボディ長及びホイールベースの拡大でかなり広々としたものとなり、後部座席は150mmのスライドが可能となっている。
エンジンは、3タイプのガソリンと1タイプのディーゼル計4種類が用意され、すべてターボ付きの直噴で、最高出力は110kW(150ps)から169kW(230ps)となる。
ミッションは、6速MTと7速Sトロニックの2タイプで、駆動方式はFFと4WDが選択できる。