クルマのバッテリーがあがってしまうと、エンジンをかけるどころかリモコンキーでドアロックを解除することさえできなくなってしまう。そんな時に役立つのが、クルマのバッテリー同士をつないで救助するブースターケーブルだ。しかし注意が必要だというその使用方法を、モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏に聞いた。

ブースターケーブルの使用方法、間違えれば出火することも

バッテリーの上がったクルマを助けるためには、ブースターケーブルで他のクルマから電力を供給する。ヘッドライトやルームランプの消し忘れなど、故障ではないバッテリーあがりには、この方法が手っ取り早い。

このとき最も重要なのが、ケーブルをつなぐ方法だ。絶対に間違えてはいけないのが電極のプラスとマイナス。救援されるクルマと救援するクルマ、2つのバッテリーのプラス同士、マイナス同士をブースターケーブルで接続する。これが基本だ。

プラスは赤、マイナスは黒のケーブルを使うのが通例だが、ケーブルの中身はどちらも同じ。間違いを防ぐために色分けされているのである。

ここを間違えると大変なことになる。12Vとはいえショートさせてしまうと、一瞬で大電流が流れるため、バチっという音とともに火花が飛び散る。場所が悪ければ金属は溶け、可燃物に引火するだろう。種類によっては微量な水素が放出されることもあるので、火花は要注意だ。

画像: 絶対にやってはいけないことは、プラスとマイナスを接続すること。出火する危険性があるので注意しよう。

絶対にやってはいけないことは、プラスとマイナスを接続すること。出火する危険性があるので注意しよう。

そのため、ブースターケーブルを使うときは、プラス同士&マイナス同士以外にも、事故を防ぐための作法がある。決められた手順だ。これを守れば事故になりにくい。その手順を紹介していこう。

①電力不足のバッテリーのプラスに赤いケーブルを接続
②救援車のプラスに赤いケーブルを接続
③救援車のマイナスに黒いケーブルを接続
④電力不足のバッテリーのマイナスに黒いケーブルを接続。ただし、火花が出ることがあるので、エンジンの金属部分やボディのビスなどに接続するのがベスト。

クルマの電気回路は、バッテリーのプラスから機器に電力を供給し、マイナスは戻り側となる。そのため、バッテリーのマイナス端子に直接ではなく、エンジンの金属部品に黒いケーブルを接続しても同じこと。

大切なのは手順。万一のときのために覚えておこう。

画像: バッテリー上がりのクルマのビスや、エンジンの金属部分などに、マイナスのケーブルを接続するのがいい。

バッテリー上がりのクルマのビスや、エンジンの金属部分などに、マイナスのケーブルを接続するのがいい。

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