ホンダは、スーパースポーツモデルのNSXのマイナーチェンジを発表。10月25日より購入の申込みを受け付け、2019年5月に発売する。
(タイトル写真は、新たにNSXのLPLとなった水上 聡 氏)

操る喜びを追求し、ダイナミクス性能を進化

今回のマイナーチェンジでは、内外装の変更点は少ない。
フロントグリルをシルバーからボディ同色に変更したほか、前後のメッシュパーツやオプション設定のカーボンパーツを、従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更した。
またアルミ製スポーツペダル&フットレストを標準装備化した。

画像: フロントグリルはボディ同色となった。ボディカラーには新色の「サーマルオレンジ・パール」。

フロントグリルはボディ同色となった。ボディカラーには新色の「サーマルオレンジ・パール」。

画像: カーボンパーツはマット仕上げからグロス仕上げになった。

カーボンパーツはマット仕上げからグロス仕上げになった。

大きく変わったのは、ダイナミクス性能の進化。
新開発の専用タイヤ(コンチネンタル・スポーツコンタクト6)を採用するとともに、サスペンション各部を見直し、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%と、それぞれ剛性を高め、クルマとしての基本性能を向上している。

画像: 見た目の進化よりも走りを大きく進化させた。

見た目の進化よりも走りを大きく進化させた。

また走行シーンに応じて最適な車両特性を選択できる「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」の各モードの制御を最適化した。
アクティブダンパーシステム、VSA、EPSの各制御や、「スポーツハイブリッド SH-AWD」の駆動力配分を熟成した。
これにより低中速域での切れの良いハンドリングと高速域での安定性を高次元で両立させ、限界走行域においてもコーナリング時の高いGでのコントロール性や車両安定感を追求している。
エンジンやモーターなど、パワーユニットのハード部分には手を入れておらず、スペックに変わりはない。

画像: インテリアカラーの新色インディゴ。

インテリアカラーの新色インディゴ。

ボディカラーには新色の「サーマルオレンジ・パール」を、インテリアカラーにも新色のインディゴを追加し、セミアニリンレザーシート(オプション)ではレッドも選択できるようになった。
価格は、2370万円(税込み)。

NSX 主要諸元

●全長×全幅×全高:4490×1940×1215mm ●ホイールベース:2630mm ●重量:1800kg ●エンジン:V6DOHC ●排気量:3492cc ●エンジン・モーター最高出力:507ps・37ps×2+48ps ●エンジン・モーター最大トルク:550Nm・73Nm×2+148Nm ●トランスミッション:9速DCT ●駆動方式:ミッドシップ4WD ●価格:2370万円

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