アストンマーティンがブランド初となるSUV、DBXのプロトタイプによるテスト走行をウェールズのラリーコースで開始した。その模様を激写した写真が何点か公開されたので紹介しよう。
発売は2019年第4四半期
テスト走行を開始したのは最初のプロトタイプだ。これからシミューレーションして来た結果を“現実の世界”に移行させる作業が開始されるわけだ。
英ウェールズでのテスト走行後、このプロトタイプは厳寒の北極圏、灼熱の砂漠、アルプスのワインディングロード、ドイツのアウトバーン/ニュルブルクリンクなどに持ち込まれテストが続けられるという。
DBXはアストンマーティンとして初のSUVであるため、テストプログラムも従来モデルとは異なるそうだ。あらゆる路面に対応可能な高い走破性を実現するために、ハードなテストプログラムが組まれたのだ。
このプロトタイプのハンドルを握ったチーフエンジニア、マット・ベッカーは「ドライビングシミュレーターで様々な調整をしたので、最初のプロトタイプを製作する前に開発を飛躍的に前進させることができました。そしてこのプロトタイプはほぼ完璧に近い、シミュレーションどおりのパフォーマンスを示しています」と語っている。
アストンマーティンDBXは2019年第4四半期(10〜12月)に発売される予定で、生産は最先端の設備を持つセント・アサン工場で行われる。プレミアムブランドからSUVが続々とデビューしたが、DBXは満を持しての登場となる。最後発とも言えるので、その仕上がりぶりへの期待は大きい。