いまや世界中でスーパーカーが造られているという事実をご存知だろうか。ここでは、日本で見かけることの少ない希少なスーパーカーを紹介していこう。全部のクルマを知っていたら、あなたはスーパーカー博士! 今回はアメリカの「SSC Tuatara:SSC トゥアタラ」。(ホリデーオート2018年11月号より)

SSC トゥアタラは、個性的で洗練されたスタイリングのスーパーカー

「SSC Tuatara:SSC トゥアタラ」
アメリカのワシントン州に本社があるSSC=シェルビー・スーパーカーズ社は、1999年にジェロルド・シェルビーによって設立された。正式社名は、SSC ノースアメリカ。シェルビーの名を聞くと、クルマ好きならコブラでお馴染みのキャロル・シェルビーと彼が興したシェルビー アメリカン社を思い出すかもしれない。だが、このSSC社とはまったく関係がない。

画像: さまざまな空力デバイスが装着されたリアビューも個性的だ。

さまざまな空力デバイスが装着されたリアビューも個性的だ。

ここで紹介する「トゥアタラ」は、2004年から11年まで生産されていたエアロ/アルティメットエアロの後継モデルだ。2010年に製作が発表されたときはアルティメットエアロ TT IIという仮称だったが、翌年に車名をトゥアタラに決定した。ちなみにトゥアタラとは、ニュージーランドに生息するムカシトカゲの現地名だ。

画像: メーターは全面ディスプレイを採用しているようだ。

メーターは全面ディスプレイを採用しているようだ。

アルティメット・エアロ=究極のエアロダイナミクスを継承したトゥアタラは、それを象徴するかのように、そのエクステリアデザインは、洗練されていると同時に、高性能なスーパースポーツならではの美しさにあふれている。

画像: シャシとボディはカーボンファイバー製だ。

シャシとボディはカーボンファイバー製だ。

トゥアタラのデザインを担当したのは、かつてフェラーリで599GTBフィオラノなどを手がけた、ジェイソン・カストリオタだ。シャシとボディはカーボンファイバー製で、Cd値は0.279と空力的にも優れている。全長4633×全幅2065×全高1067mm、ホイールベースは2672mm、乾燥重量は1245kg。
ミッドシップ搭載されるエンジンは、独自開発の5.9L V型8気筒ツインターボ。パワースペックは1350psと1736Nmを誇り、7速ロボタイズドMTを組み合わせて最高速は400km/hをーバーするという。(解説:山崎元裕)

画像: あなたの知らないスーパーカーは、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。

あなたの知らないスーパーカーは、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。

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