ノーブル M600のエンジンはヤマハ製V8がルーツ?
「NOBLE M600:ノーブル M600」

ちょっとクラシカルな雰囲気を感じさせるのがブリティッシュ・スポーツカーの証か。
自分だけのスポーツカーを開発するために、リー・ノーブルが20世紀末に設立したのが、ノーブル・オートモーティブ。その小規模なスポーツカーメーカーは、イギリスはレスターシャー州のバーウェルという街にある。
日本にも2005年あたりから一時、正規輸入されていたこともあるので、その名前を知っているクルマ好きも多いことだろう。

スピードスターのインパネ。クーペも基本デザインは変わらない。イギリス車だから、右ハンドルが基本。
ここで紹介するM600は、ノーブルが2009年に発表したモデルで、以来同社のフラッグシップとして位置づけられている。
カーボンコンポジット製のボディはコンベンショナルなクーペスタイルで、全長は4360mm、ホイールベースは2540mm、車重は1198kg。

サポートの良さそうなバケットシートにはボディ同色のステッチが入る。
ミッドシップ搭載されるエンジンは650psの最高出力を誇る4.4LのV型8気筒ツインターボ。これはボルボ製がベースと説明されているから、つまり日本のヤマハ製が、そもそもの基本ということになる。
650ps仕様のほかに、550ps、450psの各仕様を選択できる。650ps仕様では、0-100km/h加速が3秒、最高速は362km/hと公表されている。

全長は4.4mを切る、スーパーカーとしては比較的コンパクトなスタイル。
カーボンファイバー製パーツをふんだんに使ったスペシャルモデルや、オープンのスピードスターも設定されている。

あなたの知らないスーパーカーは、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。