このところの輸入車の日本導入の流れはスピーディで本国発表とほぼ同時に日本でも予約受付開始となることも多くなっている。ただその一方で、日本仕様の生産が遅れ、意外に導入に時間がかかることもある。ここでは、ドイツ勢に隠れがちながら、根強い人気を誇るブランドに注目してみよう。
新型イヴォークの登場でSUVの常識が変わるかも
まず注目したいのが、ジャガー・ランドローバーの動き。ジャガーは2018年にフルEVの「I-ペイス」を発表しているが、いよいよその上陸が2019年に始まる。
第2世代のレンジローバー・イヴォークの日本導入も期待されている。すでに2018年11月に本国で発表されているので、2019年に日本で発表されるのは間違いないだろう。
格納式のフラッシュドアハンドルや超薄型マトリクスLEDヘッドライトなど先進デザインのさらなる進化とともに、プラグインハイブリッドやEV化を想定した新世代プラットフォームなど話題は豊富だ。
次代を見据えた革新性、サスティナビリリティ、走破性など、あらゆる面で新型イヴォークはこのセグメントをリードする存在となることだろう。
ウルスの世界的な大ヒットで注目されるランボルギーニは、先日、ウラカンの進化バーション「ウルスEVO」を発表。フェラーリからは限定モデル「モンツァSP1」「モンツァSP2」、アルファロメオからステルヴィオ クアドリフォリオも登場、これらイタリアンスーパーモデルは2019年の輸入車市場を賑わしそうだ。
PSAグループからは、シトロエンC5エアクロス、DS3クロスバックが登場する。コンパクトSUVの人気が世界的なトレンドとなっている中、ハード過ぎることなく、それでいて走破性の高い、スマートな提案は見逃せない。
プジョーからは、ファストバックスタイルに大変身した新型508のデリバリーが始まるが、そのスポーツワゴンバーションとなる「508SW」も発表となるはずだ。